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米経済誌Forbesは2012年、世界で最も稼いだミュージシャンTOP25を発表した。1位に輝いたラッパーのドクター・ドレー(47)の税込み年収はなんと1億1千万ドル（約90億円）にも上る。音楽活動以外にも、自身が手がけるヘッドフォンブランド「Beats by Dr. Dre」の成功が大きい。
２位は8,800万ドル(約72億円)のロジャー・ウォーターズ(69)。ピンク・フロイドの初期メンバーで、ソロとなった今も精力的にライブ活動を続け、多くのファンを動員している。
3位は昨年と同様、エルトン・ジョンで、8,000万ドル(約65億円)を稼ぎ出した。集計期間中に100回もの公演をこなし、制作総指揮を執ったアニメーション映画『ノミオとジュリエット』は2億ドルの興行収入を得た。
女性で最高位にランクされたのは7位のブリトニー・スピアーズ。エリザベス・アーデンとコラボしたフレグランス事業が好調だったほか、最新アルバム『Femme Fatale』がプラチナ・ディスクに認定された。
そしてポール・マッカートニーとテイラー・スウィフトが5,700万ドルで8位タイに。音楽業界の大御所と、若干22歳のカントリーの歌姫が同額という結果にはいろいろ考えさせられる。
ランキング中、最年少アーティストは10位のジャスティン・ビーバー(18)だ。全世界のティーンエイジャーから絶大な支持を受けているだけではなく、ベンチャーキャピタルへの投資も成功して5,500万ドル(約45億円)の収入を得た。
17位のケニー・チェズニーはカントリー歌手。リリースしたアルバムのほとんどがゴールドディスク以上に認定される人気アーティストだが、日本での知名度は今ひとつ。女優のレネー・ゼルウィガーとスピード離婚した人、といった方がわかりやすいかもしれない。
24位にはカナダ人アーティストとしてマイケル・ブーブレが唯一ランクイン。37歳のビッグバンド歌手で、昨年リリースしたクリスマスアルバムがロングセールスを記録しているという。
ランキングに挙げられたアーティストたちの中には、音楽活動以外の高額な副収入を得ている人が多い。ドクター・ドレーはヘッドフォンのプロデュース、ジャスティン・ビーバー、ジェイ・Zはベンチャー企業への出資、ディディはレストランチェーンの経営で成功を収め、ランクインした女性アーティストは全員フレグランスのプロデュースを手がけている。
The World’s 25 Highest-Paid Musician 2012
1.ドクター・ドレー 1億1千万ドル（約90億円）
2.ロジャー・ウォーターズ 8,800万ドル(約72億円)
3.エルトン・ジョン 8,000万ドル(約65億円)
4.U2 7,800万ドル（約64億円）
5. テイク・ザット 6900万ドル（約56億円）
6. ボン・ジョヴィ 6,000万ドル（約49億円）
7. ブリトニー・スピアーズ 5,800万ドル（約47億円）
8.ポール・マッカートニー 5,700万ドル（約46億円）
8.テイラー・スウィフト 5,700万ドル（約46億円）
10.ジャスティン・ビーバー 5,500万ドル（約45億円）
10. トビー・キース 5,500万ドル（約45億円）
12.リアーナ 5,300万ドル（約43億円）
13.レディー・ガガ 5,200万ドル（約42億円）
14.フー・ファイターズ 4,700万ドル（約38億円）
15.ディディ 4,500万ドル（約36億円）
15.ケイティ・ペリー 4,500万ドル（約36億円）
17.ケニー・チェズニー 4,400万ドル（約36億円）
18.ビヨンセ 4,000万ドル（約33億円）
19.レッド・ホット・チリ・ペッパーズ 3,900万ドル（約32億円）
20.ジェイ・Z 3,800万ドル（約31億円）
21.コールドプレイ 3,700万ドル（約30億円）
22.アデル 3,500万ドル（約28億円）
22.カニエ・ウェスト 3,500万ドル（約28億円）
24.マイケル・ブーブレ 3,400万ドル（約27億円）
25.シャーデー 3,300万ドル（約26億円）
