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チャールズ皇太子(65)とカミラ夫人(66)といえば、ダイアナ妃との結婚後も関係を続けた不義理な「愛人」としてのイメージが強い。実際、ダイアナ妃死後に皇太子は公務にカミラを伴うようになったが、訪問先ではよく思われることはなく、罵声を浴びせられることも多かったとか。2005年には公的に結婚し、長年の愛人関係は清算。故ダイアナ妃を愛する国民感情に配慮して「プリンセス・オブ・ウェールズ」の称号は辞退し、現在はコーンウォール公爵夫人と呼ばれている。
美しいダイアナ妃の存在、周囲の反対や冷たい視線をものともせず愛し合ってきた2人には、特別な絆があるのかもしれない。その“証拠”になり得そうな事実が、英国時間23日に南ロンドンのキングスカレッジ病院を夫妻で慰問したチャールズ皇太子の口から語られた。
「私の愛しい妻はここで産まれたんです。驚くことに、私たちは同じ産科医と看護師によって取り上げられたんですよ」
皇太子は1948年11月14日にバッキンガム宮殿で、カミラ夫人は1947年7月17日に宮殿の6kmほど南に位置するこの病院で、同じスタッフによってへその緒を切られたのだ。
カミラは離婚した前夫との間に2人の子供がおり、双子の男児を含む5人の孫に恵まれた。この日の慰問では保育器に入った未熟児を見舞い、「私の孫が早産ではなかった幸運に感謝しなければなりませんね。双子は1人2,900グラムもあったのよ」と側にいた看護師に話しかけていたという。