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North Devon Journal

 

オークションや個人売買サイトは、安価で目当ての物を購入できるチャンスと、詐欺に遭う危険性が隣り合わせだ。

 

英国人男性ポール・バリントン氏は新しいノートパソコンを買うためにサーフボードを売って300ポンド(約53,000円)の現金を作った。そして世界最大のオークションサイト「eBay」で、手頃なMacBookを競り落とした。

 

数日後、出品者から小包が届いたが、手に取ってみると非常に軽かったという。この時点で「話がうますぎると思った」と騙されたことを確信。開けてみると、中にはMacBookの写真をプリントした紙が一枚入っていた。

 

日本のオークションサービスでも、iPhoneを買ったと思ったら空き箱だけが送られてきた、といったトラブルが話題に上ることがある。バリントン氏のケースも、こういった詐欺の一種だ。

 

バリントン氏は地元紙の取材に「僕は誇りと喜びを1枚の紙切れで売ってしまった」と沈痛な面持ちで語る。「10歳のときから、サーフボードはずっとそばにあったんです。でも、新しい事業を起ち上げるのに、ラップトップが必要で。出品者は2、3年以上の取引実績があったし、怪しいところもありませんでした。届いた荷物はまるで羽根みたいに軽かった。なんでわざわざ写真を箱に入れて送ろうなんて考えるんですかね。話になりませんよ。もう、笑うしかありません」。

 

eBayの広報は「とても珍しいケースです。バリントンさんには速やかに返金し、詐欺事件として真摯に調査します」とコメントしている。

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