New York Times
米国の俳優で政治家のフレッド・トンプソンが米国時間1日夕方、悪性リンパ腫のため死去した。73歳だった。
トンプソンは長らく俳優として活躍し、『ダイ・ハード2』の空港管制官トルドー役や、TVシリーズ『LAW & ORDER』のアーサー・ブランチ地方検事役などを務めた。1994年からはテネシー州選出の共和党上院議員として主に保守層からの人気を博し、2007年には大統領選へ出馬。俳優から大統領へ、というキャリアの積み方がロナルド・レーガン元大統領を彷彿とさせるため、“レーガンの再来”として広く支持を集めていた。
家族は訃報と共に以下のような声明を発表した。
「フレッドは、わが国の偉大さは努力と信仰、誠実さによって定義されると信じていました。アメリカ例外主義に絶対の信頼を置き、アメリカがあらゆる場所に住むすべての少年少女に、人生で成功する機会を与えられると考えていました。わが国は奉仕者を失い、テネシー州は息子を失い、我々家族は強固な支えを失いました」