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80年代に人気を博した米NBC製作のシットコム『アルフ』で、主人公のエイリアン「アルフ」を演じていたミッチュ・メサローシュが亡くなった。76歳だった。

メサローシュは約1週間前にロサンゼルスの自宅で意識不明の状態で発見された。第一報が伝えられてすぐ、有志が医療費を募るクラウドファンディングページを起ち上げたが、メサローシュの意識が戻ることはなかった。集まった募金は葬儀費用の一部に充てられるという。

メサローシュは1939年、ハンガリーの貧しい羊飼いの家に生まれた。小人症だった彼は84センチという身長を生かし、14歳のときにサーカスに入団。70年代には米国の有名サーカス「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」で「世界一小さな男」として一世を風靡した。カーターやレーガンといった歴代大統領の前でパフォーマンスをしたこともあったという。

1986年からは『アルフ』に出演。撮影はパペットと着ぐるみが併用されていた。アルフが動くシーンではメサローシュが実際に着ぐるみに入って演技をし、パペット操作では表現できない細かな動きが視聴者を魅了した。日本でもNHKで放映され、日本語吹き替えを所ジョージが担当していた。

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