Facebook/Chrissy Marie
ワシントン州に住むクリッシー・マリーさんは、ある少年を探している。わかっているのはジェイクという名前のみだ。
過日、マリーさんは自宅ドアの前に置かれた手紙に気がついた。リーガルパッドに子どもらしい字で綴られたその手紙は、罪の告白だった。
「あなたのウィンドチャイムをぬすんでしまいごめんなさい。僕たちのお母さんは死んでしまいました。お母さんはチョウチョが好きだったので、妹がウィンドチャイムを窓につけようと考えたんです。本当にごめんなさい。これは僕がもっているお金全部です。どうか、怒らないで下さい。ジェイクより」
手紙にはしわくちゃの5ドル紙幣が添えられていた。
マリーさんはFacebookでこの手紙の写真をシェアし、ジェイクを探し始めた。Q13 Newsの取材に対し、彼女はこう心境を語っている。
「泣きそうになりました。だって、この子は妹がしたことを明らかに悪いと感じている。きっと恐ろしい思いをしていたでしょう。盗んだことはいけません。でも、彼は妹がしたことを正そうとしました。私も若いときに母を亡くしているから、どれだけ辛いことかわかるんです」
現在の住所に1月に引っ越してきたマリーさんが、蝶をかたどったウィンドチャイムを設置したのはついこのあいだのことだそう。ジェイクを見つけることができたら、彼に5ドルを返し、兄妹が母親を思い出せるように、同じウィンドチャイムを兄の分もプレゼントするつもりだという。