英キャサリン妃の出産はイギリスに莫大な経済効果をもたらすようだ。今回、専門家の試算によれば、キャサリン妃の出産を祝うため一般のイギリス人が合計でおよそ2億4000万ポンド(約357億7000万円)を支出するだろうとの予測結果が伝えられている。特に、英国王室の熱狂的な支持者達はキャサリン妃が来月、ウィリアム王子との第1子を出産したあかつきに、シャンパンや豪華な料理によるお祝いのパーティーをはじめとして、記念品などに多大な金額を使うだろうと見込まれている。
内訳としては、シャンパンやスパークリングワインだけで6200万ポンド(約92億3000万円)、ケーキやサンドイッチなどお祝い用の料理などに2500万ポンド(約37億2000万円)とイギリス国民のロイヤル・ベイビーへの期待が伺える数字となっている。
また、地元の小売業界もすでに来月の出産に備えてロイヤルをテーマにした子供服やアクセサリーの仕入れに力を注いでおり、英ベビー用品メーカーのマザーケアは、ロイヤル仕様の赤ちゃん用ロンパースや王室が利用する馬車のデザインをしたベビーカーなどの発売を発表している。
さらに、パーティービジネスを営むキャサリン妃の両親キャロルさんとマイケルさんは、赤ちゃんをテーマにしたサービスの提供を準備しており、祖父になるチャールズ皇太子が手掛けるブランドのハイグローブも赤ちゃん用のレザーシューズや幼児用の帽子を取り揃えるなど、王室も家族ぐるみで商機を狙っている。バッキンガム宮殿はキャサリン妃の出産後に、オンラインで公式の子供服ラインを販売することになっていて、その収益はバッキンガム宮殿の維持・管理費用に充てられるようだ。