ジョニー・デップが片目がほぼ盲目であると明かした。8月2日に最新作『ローン・レンジャー』の日本公開を控えているジョニーは、少し色味がかったメガネをかけない姿を写真に撮られることはほとんど無いが、今回、生まれた時から左目が「ほとんど全く見えない」状態で治療も不可能であることを明かした。
右目も近視だというジョニーはローリング・ストーン誌の7月号で、自身がかけるサングラスやメガネなどはすべて度付きのもので、メガネがないと本当に困ると明かしている。「(メガネをかけないと)見えるもの全てが、ほんとに、ほんとにボヤけるんだ。ちゃんとした視力をもったことなんて一度もないよ」
元パートナーのヴァネッサ・パラディとの間にリリー・ローズ(14)、ジャック(11)の2児を持つジョニーはまた、俳優として演技をしている時も、メガネやサングラスをしていない設定のキャラクターを演じている場合は、自身の顔からほんの数インチ程度(1インチ=2.54センチメートル程度)の距離の範囲しか見えないとも語っている。
現在はアンバー・ハードと交際中のジョニーはさらに、ハリウッドから引退することを「毎日」考えているとも明かしており、ただ、近い将来そうすることはないだろうとも念を押している。ジョニーは「チャンスと意欲、それに仕事をする上での創作上のひらめきを保ち続けている限り、続けるべきだと思ってるよ。でも、将来のある時点で、仕事は最小限にとどめて、まあたぶん、自分の人生を生きることに集中するだろうね。しっかり自分の人生を生き抜くってことさ。逃げ回らずに済む場所に行くのさ。もしくは、台所やホテルの地下の迷路みたいなところを通り抜けずに済む人生をね。ある程度年をとって頭の冴えが戻ってくると、ある意味自分が逃亡の人生を送ってきたと気づくものさ」と語りつつも、「でも自分がリラックスかは分からないな。リラックスなんて、僕にはできないさ。僕の脳ミソにとって、何もしない状態っていうのはすごく悪いことだからさ。そうすると変になっちゃうんだよ。変にっていうか、いつも不安でそわそわしちゃうのさ」と続けた。