アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが、原作『ミレニアム2 火と戯れる女』の映画化となる『ドラゴン・タトゥーの女』の続編に脚本家として起用された。製作元のソニー・ピクチャーズは今回、同続編の脚本家として『セブン』の脚本を執筆したアンドリューを抜擢したが、一方で前作を手掛けたデヴィッド・フィンチャーが監督を続投するかは未だ定かではない。ルーニー・マーラ&ダニエル・クレイグのダブル主演で2011年に公開された前作に続く同続編はデヴィッドの多忙なスケジュールが原因となりその後プロダクションが進行していない状況だったが、プロデューサー陣はデヴィッドが監督を続投するか否かに関わらず、本作の製作を進めたいと考えているとIndiewire.comが報じている。スタジオ側としてはデヴィッドを再び監督の座に迎えたいと希望しているものの、デヴィッドは現在、ギリアン・フリン原作のベストセラー小説を映画化する新作『ゴーン・ガール』の製作で忙しいことからスケジュール調整が難しい模様だ。
『セブン』でデヴィッドとチームを組んだ経験のあるアンドリューが今回新たな脚本家として本作に起用されているが、他方で、前作で脚本を担当したスティーヴン・ザイリアンも続編用の脚本をソニーのために執筆している。スタジオ側はアンドリューの起用によって次回作に映画化1作目とは異なる色合いを持たせたいと考えているため、アンドリューの脚本は前作のスティーヴンとは違って、スティーグ・ラーソン原作の小説シリーズ3部作の2作目にあたる『ミレニアム2火と戯れる女』に忠実に沿ったものではない可能性がある。
また、前作で主演したルーニーとダニエルは、第1作目に出演した際に後の続編2作品にも出演する契約を結んでいる。現在のところ2014年初頭に撮影開始が予定されている映画化第2弾だが、ダニエルが「007」シリーズ最新作の撮影を同時期に控えているために、タイトな撮影スケジュールになりそうだ。