タッキー&翼の滝沢秀明(27)が22日、都内で主演舞台『滝沢歌舞伎』(4月4日開幕)の製作発表会見を行った。06年から『滝沢演舞城』を東京・新橋演舞場で毎年開催してきたが、同所は建て替え予定で歌舞伎座の着工期間中は歌舞伎公演の本拠地になるため、今回は日生劇場に居を移して続行されることが決定。滝沢は、これまで演じてきた英雄・源義経から一転、ダークヒーロー・平将門を演じる。平安時代に貴族中心の横暴な朝廷政治に異を唱え、関東から反旗を翻した“反逆の英雄”の平将門。滝沢は役について「思い切って義経を離れます。180度違うダークな役。なぜ悪と呼ばれるようになったのか、その理由を描いていきたい」また、09年に放送されたドラマ『オルトロスの犬』以来となる悪役で「人を殺すシーンがあってもいい」と悪役を演じるのに気合が入っている。滝沢は本作で演出も兼任。歌舞伎の要素をふんだんに取り込むことなどから、題名を変更した。演出家デビューとなる滝沢は「半分以上は新しくなります」さらに「今まで作り続けた世界観を引き継ぎながら、自分なりの『滝沢歌舞伎』を作り上げたい」と意気込みを語った。劇場変更とともに、内容のリニューアルも強調することをアピールした。