タッキー&翼の滝沢秀明(28)が4日、東京・日生劇場で、初めて演出を手掛けた主演舞台『滝沢歌舞伎』の初日公演を行った。滝沢は、「日本の素晴らしさを海外の方にも見て欲しい!」と演出家デビュー作を携えての世界進出に意欲的。同日の午前の稽古で、殺陣のシーンで右まゆげとこめかみの間を12ミリ切ったという。病院で数針縫った後、初日公演は無事にこなした。上演前の会見では、ばんそうこうを張った痛々しい姿で登場したが、「全然痛みはありません。血が流れてたみたいだけど、テンションが上がってて気付きませんでした」と笑顔で答えた。同作では、『櫓(やぐら)のお七』などを演じるが、『演舞城』同様、女形への変身姿なども見せる。劇場が変わったことで、洋のダンスなどもアレンジして、オリジナルの舞台を作りあげているという。滝沢は、「僕の舞台をきっかけに本格的に(歌舞伎を)見てもらえるようにしたい。お客さんに楽しんでもらえるものをやっていく」と意気込んだ。本番では体当たりのアクションに臨み、“プロ魂”を見せていた。