大学時代の演劇仲間が15年を経た今も、プロとして一緒にやっている奇跡の演劇集団。それが大泉洋(39)、戸次重幸(38)、森崎博之(40)、安田顕(38)、音尾琢真(36)の5人からなる『TEAM NACS』(チーム・ナックス)だ。
3年ぶりとなる最新公演『WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン』は全国18カ所、58公演がチケット発売即完売! 約7万人を動員するモンスター劇団に成長した彼らの人気の秘密とはいったい何なのか? 今、もっともチケットがとれない5人組の素顔に迫ってみた。
安田「今回、最新公演の皮切りとなった札幌で、スタッフを含めた全員で決起集会をしまして。会の最後に『ナックスから挨拶です』ってなったら、大泉くんがお尻で割り箸を割るっていいだしましてね」
大泉「アンサンブルのみんながパンツ一丁で現れて”脇で歌を歌います!”とか、さんざん盛り上げた後に、戸次が『俺たちにも挨拶させてください』って言いだして。この空気の中で何ができるのよっていう前振りがあっての『ぼくはお尻で割り箸を割ります』って話ですね!」
安田「それで、頑張るけど割れない。戸次も割れない。じゃあ、俺がって思ったら割り箸を挟むパンツまで脱いじゃってて割れない。で、ここはリーダーに割ってもらうしかない!って」
森崎「割るのは絶対に自分だと、あらかじめパンツをお尻に食い込ませていました。割った瞬間、大広間のあちこちにいた4人が駆け寄ってきて、代わる代わるに抱擁して握手して『ついていくよ!』って言われて。ここ最近であんなに仲よかった瞬間はなかったですね」
大泉「どんな舞台の初日にも楽日にもないことですよ」
戸次「俺たちにできないことをやってくれたってことが嬉しかったし、尊敬した」
音尾「本当に解散の危機が訪れたら『よーし!お前ら、これが見たいんだろ!』ってね(笑)」
森崎「『(割り箸)持ってるぞー!』ってね(笑)」
安田「それ、涙が出るな(笑)。みんなもうヨボヨボでね」
大泉「えー、こんなんで『チーム・ナックス』をわかってもらえたんでしょうか?」