9月からスタートした昼ドラマ『赤い糸の女』(月曜〜金曜午後1時30分より、東海テレビ・フジテレビ系にて放送中)。『真珠夫人』『牡丹と薔薇』を手がけた中島丈博氏の原作・脚本だけに、中身の「愛欲関係」は超濃厚。第1話から、三倉茉奈(26)演じる主人公・志村唯美が、さえないボーイフレンドに「やらせてくれ!」と押し倒されたり、親友のイケメン婚約者が、じつは風俗大好き男だったりと、激しい場面が連発する。そこで、今回昼ドラマ初主演となる三倉茉奈に話を聞いた。
「お話をいただいたときには、私を娘や孫のように見守ってくださっている方々には衝撃的かも……と思いましたが、役者として、人の黒い部分をリアルに演じてみたい、という気持ちが勝りました」
もともと彼女は、昼ドラマのドロドロストーリーの大ファンだったため、中島氏独特の台本、セリフも魅力だという。
「『私はあんたの操り人形じゃないのよ!』とか『あたしの体でボロもうけしてるんでしょ!』とか、普通は言えないことをどんどん口に出してます。気持ちいいですね(笑)。でも、嫉妬やウソって誰でも経験しますよね。現実離れしているようで、このドラマには共感できる部分、納得していただける場面がたくさんあると思います」
『牡丹と薔薇』の愛憎演技で注目された小沢真珠(35)が、唯美を攻撃する役に回るのも見逃せない。般若の面をつけた小沢が、面を取っても般若のごとく激怒顔をしているという名場面(!?)も。また、唯美の父親で美容整形クリニック院長役の石田純一(58)は、29年ぶりに昼ドラマに出演。「青春にセックスはつきものだ!」などのセリフも飛び出す。
「石田さんが言うと、どんなセリフも爽やかになるのがさすがです(笑)。ドラマでは娘をひたすら守るすてきな父ですが、最後までそういかないのが、中島作品なのかも……。どうか、私たちを見守ってください!」