「生徒を追いかけ回す伊藤英明さんは、本物の殺人鬼のように見えました。あまりに怖くて、本気で逃げ出したくらいですから(笑)」

こう話すのは、若手注目株の女優、小島藤子。NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』や、7月に放送されたドラマ『スプラウト』(日本テレビ系)などに出演した実力派だ。彼女が今回、挑戦するのは、『このミステリーがすごい! 2011』で1位に輝いた、貴志祐介氏の小説『悪の教典』の映画化作品。

主人公は、伊藤英明演じる高校教師・蓮実聖司。彼にはシリアルキラーという裏の顔があり、生徒全員の殺害を計画していくというミステリー作品だ。小島は、蓮実を慕う生徒、阿部美咲を演じている。

「普段の伊藤さんは、本当の先生のように優しかったです。みんなに指示してくれたり、撮影が長引いても『がんばろう!』とまとめてくれたりしました。英語の授業風景のシーンでは、発音が上手でビックリしました」

芸能生活は6年になるが、デビュー当時は意外にも内気な性格だったという。

「小学6年生のときにスカウトされたんですけど、もともと人前に出たり、派手なことは苦手だったんです。夜8時の門限もちゃんと守るほどでしたから(笑)。今後は声優のお仕事や、カメラを使ったお仕事にも興味があります。けど、それは私が一人前の女優になってから。まだまだ半人前ですから!」

堂々と話す風格は、すでに一人前。今後も目が離せない。

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