《私には歌うことしかできません。今までお世話になった全ての方々に恩返しのつもりで精一杯、頑張るつもりです。最後のチャンスだとも思っています》
11月23日深夜、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系・12月5日放送)で電撃復帰することが発表された華原朋美(38)。’90年代後半、絶大な人気を誇っていた彼女だったが、’07年6月に所属事務所を解雇され、活動休止状態が5年以上続いていた。
11月23日午前9時半、「華原の芸能界復帰が決まった」という情報を独自キャッチしていた本誌は、本人に真相を確認しようと自宅マンション前で華原に話を聞いた。
笑顔で取材に応じてくれた華原。さっそく復帰の話を切り出した。
「テレビにカムバックですか?う〜ん、それについては……私の口からはまだ言えないんです、ごめんなさい。体調はだいぶよくなりました。気持ち的にも、ずいぶん前向きになってきていると思います」
——前向きになれたきっかけは?
「ずっと、歌は変わらずに歌い続けていきたかったんです。それだけをいままで夢見てきて。でも、自分が犯したこと(騒動の数々)があまりにもひどすぎるし、大きすぎたので。自分を責めたりして、くじけそうなときもたくさんありました。それでも、家族がサポートしてくれたので、私も頑張らなくちゃ!って」
華原といえば、’99年にガス中毒での入院騒ぎを起こして以降、ひっきりなしにトラブルが報じられてきた。同じ’99年に事務所を移籍した当初から睡眠薬などの薬物依存は深刻で、’07年に解雇される直前も、無断で仕事を休んだり、深夜に泥酔して病院に運ばれたりと、何度も騒ぎを起こしていた。
「これからは自己管理をしっかりして、歌うという夢に向かって頑張りたいです。それだけは私の口から言えます。諦めたら、そこですべて終わりになっちゃうから……。しぶといですか?あんなにご迷惑なことを起こしておいて、まだやりたいなんて(苦笑)。都合のいい話ですよね。でも、私は歌いたい!」
——以前、小室(哲哉)さんの歌で再デビューしたい、そうおっしゃっていましたが、その思いはいまも変わりませんか。
「いえ、あの方のことに関しては、私がいま口に出して言ってはいけないというか、失礼にあたると思うので……。連絡ですか?とっているわけありませんよ(笑)」
12月5日、生放送のステージに立つ華原は、復帰を待ちわびたファンにどんな歌声を届けてくれるだろうか——。