公の場から姿を消して3カ月ーー。都内の自宅マンションに、タクシーで母と妹と一緒に帰宅した矢口真里(30)は、別人のようになっていた。
肩を出したカットソーとパンツ、サングラスに帽子を被った矢口は、ほぼスッピン。二重アゴが目立ち、体全体も、明らかに太っている。この日、タクシーから降りた矢口は、母や妹と同じく『無印良品』の袋をいくつも抱え、家族と買い物を楽しんできたようだった。
「矢口さ~ん!」
マンションに向かう彼女に駆け寄る。矢口は口を固く結んだ思いつめた表情で下を向き、記者と目を合わせようともせず、首を横に振ってみせた。すかさず、母親も矢口をかばう動きを見せた。
矢口は、そんな母親の後ろに隠れるようにマンションドアを開け、無言で足を速める。その瞬間、記者が「もう、元気になられたんですか? ファンにひと言でも!」と、最後に呼びかけた。
すると、立ち止まった彼女は、記者の目をしっかり見つめて、こう答えたのだった。
「大丈夫です、元気です。ご心配をかけてすみません」
そう口にした矢口の表情には、かすかな笑みが浮かんでいたーー。この“笑顔”は、本格復帰への明るい兆しと思いたいがーー。