全世界トータル・セールス1億3千万枚! 20年の時を歩み続け、今年4月にはハリウッドのウォーク・オブ・フェイム(名誉の道)に名前が刻まれたバックストリート・ボーイズ。デビュー翌年の’96年には初のワールドツアーを成功させていたが、その人気を本人たちは知らぬまま世界を駆け巡っていたという。
ケヴィン「すでにワールドツアーはしていたけど、今のようにネットが普及していなかったから、どれぐらい人気なのかは知るよしもなかったんだ。日本にも来たよね。ハロウィーンの時期だったからホテルでパーティをやったんだけど、翌朝起きたら、顔がぷっくり腫れていて! 何かと思ったら親知らずで、慌てて歯医者で抜いてもらったことが、あのときの日本の一番の思い出さ(笑)」
当時は人気が高まるよう、中学校や高校での地道なPRに力を入れていた。その活動が「今につながっていると思う」と最年長のケヴィンは言う。
ニック「その僕らがハリウッドの名誉の道に名前を刻めたなんて、すごい快挙。この名所に今回初めて行ったメンバーもいたんだけど(笑)。僕らの死後も名前が残されるなんて、ちょっと信じられないよね」
集まれば、すぐに歌いだしてしまう5人。途中、ケヴィンが脱退していた時期もあるが、その間もプライベートでの付き合いはあり、まるで家族や兄弟のように仲よしだ。
ケヴィン「結成時に13歳だったニックも33歳になり、年齢差のある僕とのギャップもなくなった。33歳と41歳だと共通点も増えるからね。僕は長男みたいなもので、本物の兄弟みたいにみんなでケンカもしているよ」
ブライアン「殴り合いのね!」
ケヴィン「それは冗談だけど、愛のあるケンカをしてるよ。家族だからね」
A.J.が娘をハウイーの息子と結婚させて、本当の家族になろうとしているという噂を聞いたが……?
A.J.「それは俺じゃなくて、ニックが勝手に言ったんだよ」
ハウイー「もうすでに俺たちが家族状態だから、これ以上ベイビーは増えなくていいよ! 子供たちがティーンエージャーに成長したら、家族も一緒に回る世界ツアーではホテルの部屋は離してもらうよ!(笑)」
10月の日本ツアーでは、観光も楽しみにしていると5人。
ケヴィン「観光も食事も楽しみだけど、やっぱり富士山に登りたいな」
A.J.「俺は日本のファッションが好きだから、最新アイテムを買いたい」
ニック「俺は温泉で癒やされたい!」
ハウイー&ケヴィン「俺も!」
ブライアン「俺、昔、サルと一緒に温泉に入ったことがあるよ(笑)」
ニック「本当か? じゃあ、今回はそことは別のところに行こう!」
ブライアン「え、なんで? まあいいや。俺は皇居も見たいな。10月のときは日本のみなさん、よろしくね!」