4月中旬の昼下がり、紺のトレーナーにロングスカート、黄色のポシェットをかけて都内の繁華街を歩く女性がいた。矢口真里(31)だ。黒ぶち眼鏡にマスクをかけ、完全に“変装”している。
昨年5月、モデル・梅田賢三(26)との不倫を報じられ、離婚。梅田とは結婚間近とも伝えられているが、仕事のほうは無期限の活動休止中。事実上の“謹慎”生活は、すでに10カ月の長きに――。
iPodを聴きながら歩いていく彼女に声をかけると、イヤホンを外して怪訝そうに本誌記者を見た。しかし、本誌記者が身分を明かすと、無表情のまま完全に無視。イヤホンを耳に戻し、また歩き始めた。
「梅田さんとのお付き合いは順調ですか?」と声をかけるが、無視を決め込んだまま。
――せめてひと言でいいので近況を教えてください。
「なんであなたに言わないといけないんですか」
――ひと言でいいので、ファンにメッセージをいただけませんか。
「いい加減にしてください!」
再び歩き始めたが、怒りのボルテージがおさまらなかったようで、再び立ち止まって振り向いた。
「あなたたちのせいで! あなたたちのせいで、本当に……本当にどれだけ私たちが迷惑しているか!」
矢口は“鬼の形相”で記者に言い放った。“芸能界復帰”が暗礁に乗り上げ、彼女にもつらい毎日が続いていることはわかるが……。帰宅する矢口は、大量の食料品が詰め込まれたスーパーの袋を手に提げていた。まさかこれをひとりで食べるのか。そういえば、矢口のフェースラインは、3月に本誌が目撃したときよりも、明らかにふっくらとしていた。
不倫発覚から、5月末で1年になる。ストレスがたまる生活はいつまで続くのか――。