3月にクランクイン、騎乗や殺陣など、大河ならではの現場を次々とこなしてきた松坂桃李(25)。もともと歴史が好きで、『三国志』のような奮い立つ時代に興味があるという。

 松坂の騎乗について「ハードルの高いシーンもすぐにできちゃうから、すごく筋がいい」とは、父・官兵衛役の岡田准一。

「そんな、もったいないお言葉を(笑)」

 猛将を演じるにあたり、体作り、所作の準備、殺陣の稽古を徹底して始めたが、それと同じくらい大事にしたかったのが、“長政の思い”を表現することだという。

「史実にも目を通しているんですけど、記されているのって結果だけなので、そこにいたるまでの経緯――何を思って戦場を駆け抜けたのか、何を思って父上やまわりの人たちと接していたのか、史実上には描かれない“そのときの思い”という繊細な部分をもっと掘り下げなければ、という強い思いで現場に入りました」

 父・官兵衛である岡田准一のことを聞くと、「父上は今、根付にハマっていると(笑)。彫刻みたいなことをしているそうで、(木を彫る)根付もやってみたいんだよね、と言っていました。趣味で彫られているみたいです」とのこと。

松寿丸という幼少期は過ぎ、役者は松坂にバトンタッチされた。現場は男子校ノリで「部活みたい」だという。みんなそれぞれに、おもしろい名前がついていたりするというが。

「今回は女性陣が少ない男くさい現場なんですけど、ドラマの話だけじゃなく、くだらない話をしたり、振り幅がけっこう大きいですね。その会話のなかで父上(岡田)が『エロ政』って呼び始めて。きっかけは……ちょっと言えないです(笑)。ドラマ撮影に途中参加するときって、そのチームに“お邪魔する”ような感覚が多いんですけど、官兵衛チームは温かく迎えてくれて、どこか家族のような、同士のような。居心地のいい現場です」

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