「現在、坂本さんのNYでの闘病を支えているのは、奥さんとその間に生まれた息子さん。現地での一家の生活ぶりは、ほとんど報じられていません」(音楽関係者)
坂本龍一(62)が中咽頭がんのため、治療に専念すると発表した。6月上旬、のどに違和感を覚えて診察を受け、6月末に発覚。年内の予定はすべて白紙にして、治療に専念するという。そんな彼を支えているのは、妻のA子さん(50)とその息子・Bさん(23)の家族ふたりだ。
「坂本さんは常々『あと30年生きます』『90歳まで生きる』と家族に漏らしていました。
がんが発覚した後、妻のAさんは『あと30年生きる約束だよね』と治療のために奔走しています」(前出・音楽関係者)
日本癌治療学会の理事で日本大学医学部付属板橋病院の古阪徹医師は、がんについてこう解説する。
「中咽頭がんとは、扁桃腺のあたりにできるがんのことです。症状としては、食べ物を飲み込むときの違和感、しみるような感覚です。このがんの治療には放射線治療が効果的です」
がん発表後、反原発のスタンスを取る坂本は“意志貫徹のため放射線治療を拒んだ”とも報じられたが……。
「この報道に奥さんは憤慨し、坂本さん自身も呆れていました。放射線治療と反原発が相容れないということはありませんし、坂本さんの『家族のために、がんを克服する』という誓いに変わりはありません」(別の音楽関係者)