9月14日、三谷幸喜(53)が手がけるフジテレビ開局55周年記念ドラマ『オリエント急行事件』のキャスト発表記者会見が都内で行われ、主演の野村萬斎(48)、松嶋菜々子(40)ら16人のキャストが出席。嵐の二宮和也(31)、杏(28)、玉木宏(34)、沢村一樹(47)、藤本隆宏(44)の5名が三谷作品に初出演することが明らかになった。

原作は’34年に発表されたアガサ・クリスティーの代表作。欧州を走るオリエント急行を三谷が昭和初期の日本の豪華寝台列車に置き換えて描き、2夜連続で放送される。

三谷作品への出演は‘06年のドラマ『古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス』以来となる松嶋は「前作からだいぶ時間が経ち力不足なのかなと反省していたところでまたお声掛けいただいてよかったです」と嬉しさを噛みしめている様子。つづけて、本読みの時から三谷に色々と指導されたと話し、「こんなんじゃダメだと思いました」と振り返った。

今回、三谷作品へ初出演する杏は、三谷とは「小さい頃から家族ぐるみの付き合い」があることを明かし、「一緒に犬の散歩をしていました。私が大きくなってキャラクターとして作品に出させていただけるなんて思ってもいなかったです」としみじみ。また、杏同様、初めて三谷作品に参加する二宮は「観る側だと思っていたのでお声をかけていただけてびっくりです」と目を輝かせた。

ドラマ『オリエント急行』は来春2夜連続放送。1夜目は原作を忠実に再現し、2夜からは三谷のオリジナルストーリーになっている。

(撮影/桑原靖)

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