9月16日、来年公開予定の映画『夢二、愛の迸り』の製作発表記者会見が都内で行われ、主演の駿河太郎(36)と共演の黒谷友香(38)が出席した。
同作は大正時代を代表とする詩人画家・竹久夢二の生誕130周年を記念し、その生涯を描く。夢二を演じる駿河は今回が映画初主演。「僕の舞台を見に来て下さり、さみしそうだったのが監督の胸に響いたらしい。僕はファッションも好きなので夢二を演じられることに縁を感じています」と服飾文化でも才能を光らせていた夢二との共通点をあげ、喜びを表した。
つづけて、夢二について「一生青春だったのだと思います。思春期って僕もそうでしたけど、訳もなくむしゃくしゃするもの。それを大人まで持っている人って少ない。その危うさに女性たちは母性本能をくすぐられたのかもしれませんね」と多くの女性に愛された魅力を分析していた。
そんな駿河は、笑福亭鶴瓶(62)を父に持っている。自身の思春期について「この仕事をやるからには評価されたい。でも自分のなかにフラストレーションはあります。僕の場合は父親のこともあってよく比較されてきました。僕を、駿河太郎をみて評価してほしいというものがあります」と胸の内を明かした。
(撮影/江口明裕)