「教師役、父親役など、今までやれなかった役もできるし、30代は楽しみなことが多いですね。勢いに乗ってきた20代。これからはそうはいかない。落ち着くのではなく攻めていきたいです。失敗ができないという怖さもありますが、前に進み続けたい」
そう語るのは、主演ドラマ『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS系・金曜22時〜)で、復讐に燃える刑事・龍崎イクオを熱演中の生田斗真(30)。昨年、30歳をむかえ、ますます男らしさに磨きがかかったよう。
「去年は働きましたよ。映画3本やって大河にも出させてもらいました。『土竜の唄』(映画・’14年)が公開されてからは、やんちゃな男のコからも声をかけられるように(笑)」
休みが取れると、いつもプライベートで海外へ行くという斗真。
「(去年は)時間がなかったので、国内旅行に行きました。同じ高校出身の松本潤、中村七之助たちとアートを見る旅へ。アート好きのマツジュンに連れていかれたんです。俺と七之助は『えー?アート』って気が進まなかったんだけど、行ってみたら素晴らしかった(笑)。俺ら素人が見てもよさがわかりました」
『ウロボロス』では、アクションシーンや時折見せる鋭いまなざしなど、ワイルドな魅力を放出中だ。
「だから『生田斗真?よく知らないけど』っていう人が俺の作品を見たときに、『かっけぇじゃん!』って思ってもらえないとダメなんだよな、なんて考えたりしましたね。そんな意味でも、この『ウロボロス』を精いっぱい頑張っていい作品にしていきたいです」