7月8日に放送された杏(29)主演の連ドラ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)。シリーズ2作目となる今作を宣伝するため、当日は朝からワイドショーに出ずっぱりだった杏。その努力の甲斐もあって、初回の平均視聴率は14.7%の好スタートを切った。
実は、その前日となる7月7日。本誌は杏を成田空港で目撃している。午後3時ごろのニューヨーク便で帰って来た彼女は、ひとりで大荷物を載せたカートを押して歩いている。その表情は、少し疲れているようにも見えた。
「実は杏さんは過密スケジュールのなかニューヨークを訪れて、お父さんの渡辺謙さんに会っていたんですよ」と語るのは、杏を知る芸能関係者だ。
現在、父・渡辺謙(55)はニューヨークで行われているミュージカル『王様と私』で主演を務めている。同作はアメリカ演劇界最高の栄誉『トニー賞』で4冠を獲得。公演も当初は7月までの予定だったが、来年1月までの延長が決定。改めて“世界のワタナベ”の名を知らしめた。そんな父を見るべく、杏は多忙のなか“お忍び”で駆けつけていたのだ。
渡辺は杏の母と05年に離婚。現在は南果歩(51)と再婚している。杏は母方に引き取られたが、父との交流は密かに続いていた。
「渡辺さんが南さんと再婚して以来、杏さんは気を遣っているのか表立って会ったりはしていません。でも交流は続いていて、誕生日にはプレゼントを送り合ったりしているそうです。彼女にとって、渡辺さんは尊敬する大先輩でもありますからね。今回の快挙も嬉しかったようで『いつか見に行きたい』と漏らしていました」(前出・杏を知る芸能関係者)
そんななか、ファッション誌の撮影がニューヨークで行われることに。『花咲舞が黙ってない』の初回が放送されるギリギリのタイミングだったが、杏は迷わず渡米を決意した。
「当日は、戸田恵子さん(57)とランチをしてから一緒に観劇したそうです。戸田さんは『花咲舞~』前シリーズで杏さんと共演していますし、三菱電機のCMでは彼女の“義母”としても登場しています。また渡辺さんや南さんとも交流があります。2人は、渡辺さんの勇姿を見て感激し、楽屋を訪れたそうです」(別の芸能関係者)
“芸能界の母”が取り持った極秘再開。視聴率女王となった杏だが、渡辺はさらにビッグになっていた。そんな父の背中が、杏の奮闘に繋がっているのかもしれない――。