「03年公開のハリウッド映画『ラスト サムライ』以降、小雪さんは海外の仕事を受けていませんでした。しかし彼女は『モデルはもう卒業』と漏らしているそうで、これからはオファーがあれば海外展開も積極的にしていくつもりのようです」(映画関係者)

 11年間務めたファッション誌『Precious』のモデルを8月発売号で卒業した小雪(38)。’11年に松山ケンイチ(30)と結婚し、’12年に長男を出産。’13年に長女、今年8月には次男が産まれ、今や3児の母。そんな彼女の卒業宣言のカゲには、いったい何があったのか。

「小雪さんには『悩めるママを救いたい』という思いがあるんです。彼女自身、長男を出産した後は産後痛や慣れない育児に悩まされ、精神的にも追い込まれていたそうです。そのため、第2子出産は産後ケアが充実している韓国を選びました。韓国は日本と違って、出産後も産後院という施設に入ることでママがゆっくり静養できる。小雪さんは『こんな施設が日本にもあれば』と感銘を受けていました」(ファッション誌関係者)

 また小雪は「長男を一般家庭と同じように育てたい」という思いから公立保育園への入所を希望し続けていたが、断念している。ここでも待機児童問題に阻まれるママの悩みを痛感することとなった。

「小雪さんは『仕事を続けたい母親が多いのに、キャリアを手放さなければならない世の中はおかしい!』 と言っていました。そんな思いから、『どうすれば女性が暮らしやすい社会になるか』を考えるようになったんです。彼女はその思いをノートに書き続けてきました。そして最終的に出した結論は『自分が声を上げる』ということでした」(芸能関係者)

 転身ノートに綴っていた夢計画。小雪が“モデル卒業”の陰で抱いていたのは、その実現だったのだ。

「今後は、薬草や漢方を取り入れた養生法を書籍化することも視野に入れているそうです。また出産に際しての病院選びや医師との付き合い方なども伝えていきたいみたいで、講演活動もしていきたいと漏らしていました。 さらにゆくゆくは産後ケアから育児法、精神的なサポートもできる『女性のための総合クリニック』の立ち上げも目指しているそうですよ」(小雪の知人)

 たくましい母となった小雪は“ママのカリスマ”として新たな一歩を踏み出した――。

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