「“長男”のAくんは今回裁判で第1回口頭弁論が行われた10月8日の直前に、一人暮らしをしていたロサンゼルスの家を飛び出し、姿を消してしまったそうです」(Aくんの知人)
今月19日、東京家庭裁判所は、大沢樹生(46)とその長男Aくん(18)について、「法律上の親子関係は存在しない」と判決を下した。
大沢は13年12月、前妻・喜多嶋舞(43)との間に生まれたAくんについて、「DNA鑑定を行ったところ“父子関係の可能性は0パーセント”だった」と会見で語った。当時、本誌の取材にAくんは「もう、何とも言えない複雑な気持ちで……」と、大沢の“非情宣告”に困惑した心境を打ち明けた。
かつて大沢は同居していたAくんに対して、本誌インタビューでも『僕のところに来てくれて感謝』とも語っていた。それなのに――。
前妻である喜多嶋舞との知人は、判決の要素にもなった今回のDNA鑑定について首をかしげながらこう語る。
「Aくんの同意はなく、大沢さんがなかば“強制的”に行ったと聞いています。Aくんが18歳になったら、喜多嶋さんは再鑑定に応じる意向もあったそうです。それを待たずしての強引な提訴に、喜多嶋さんも『息子が傷つくのが心配』と憤っていたようです」
現在Aくんの親権は、ロスに住む喜多嶋の両親にある。しかし今回の裁判は、Aくんの今後に与える不安は大きいと語るのは前出の知人。
「大沢さんと喜多嶋さんが離婚してから、Aくんは2人の関係に“翻弄”されてきた。そのなかで、『アメリカで暮らしたい』という夢を叶えられる安住の地をやっと見つけて、落ち着きはじめたころだったんです。しかしその矢先に今回の訴訟が起きた。ロスの自宅を飛び出し、日本に向かったと聞いています。いてもたってもいられず、裁判が行われた日本に来たのではないでしょう。アメリカに戻っての今後の生活でも、心の平穏を取り戻すことは至難でしょう」
Aくんの心についた傷はあまりにも大きかった――。