自身のファンクラブ「ファイスウェイ」の会報で、冒頭のようにファンを喜ばせたのは中森明菜(50)。直筆で綴ったメッセージには、ポジティブな言葉が躍っていた。
《入社、入学、新学期……新しい日々をむかえるみなさん……不安もたぁーくさん。あると思うけれど……きっと、良い事もたあーくさんあると思うから! 頑張って》
わずか3カ月前、昨年11月の会報では、明菜が悲痛な“心の叫び”を吐露していた。9月に出したシングルのセールスは奮わず、2年連続のNHK紅白歌合戦の出場も辞退……。そんなことが重なってか、明菜はこんな言葉を綴っていた。
《みんなに元気を届けるべく…メッセージを書かないといけないのに…どうしていいか…なんかほんと…わかんない》
この直後の昨年12月、彼女は、6年4カ月ぶりのオリジナルアルバム『FIXER』を発売。初週のオリコンランキング7位となった。
「明菜さんとしては、’95年に発売した『la alteracion』以来、約20年ぶりのベストテン入りです。彼女は、気分の浮き沈みがとても激しい性格。昨年から変わって、このセールスには非常に喜んでいるのではないでしょうか」(音楽関係者)
“復活”を遂げた明菜に、幸せは続いているという。
「アルバムのタイトルにもなっている曲『FIXER』は、ビートたけし(69)と西島秀俊(44)が共演する2月27日公開映画『女が眠る時』のイメージソングに起用されています。映画の予告編では、明菜さんがタイトルを読み上げる役を務めました。今回のセールスや映画の抜擢で、“まだまだ私の歌はみんなに望まれているんだ”と感じることができ、ポジティブになれたのでしょう」(芸能関係者)
一足早く、喜びの春がファンと明菜に訪れたようだ。