ピコ太郎(53)が23日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜・午後12時〜)に出演し、たった2カ月で世界の人気者になった心境を告白した。
’16年下半期に歌とダンスでネットを沸かせ、世界的ブレークに発展したピコ太郎の『PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)』。現在、動画再生回数は1億回を超え、関連動画を合わせるとその再生回数は、なんと9億回以上に。また、11月11日に台湾で行われた初の海外ライブも大成功に終わり、大晦日の『第67回紅白歌合戦』には特別枠で出場が決定している。ピコ太郎は、『PPAP』の誕生秘話を次のように語った。
「一番最初、プロデューサーの古坂大魔王さんのお家で曲を作ってるんですけど。もともと、曲は古坂さんが15、6年前に作ったものがありまして。曲を流しながら、『歌詞を書こう』ということで、ペン持って。(でも)何にも思いつかなかったんで、『I have a pen』って言ったら、古坂さんが『フッ』って笑って。こころなしか、古坂さんが飼っているネコも『ヘヘッ』って笑った感じが。そこに古坂さんが青森出身なので、リンゴがあったんです。リンゴがあったんで『I have a pen』、『I have a apple』。さあ、どうする、古坂さんも見てる、ネコも見てる。だから、『ウンッ』と(突き刺した)。で、『Apple pen』。あ、出来た。これでいいんじゃないって。1分半くらいで出来て」
そして、話題が「ピコ太郎」という名前に及ぶと、徹子は「ピコ太郎というお名前はどうしたの?」と質問。ピコ太郎は「本名です。名字言っちゃうと、名字が個性的なのでちょっとバレてしまうんで……」と答えると、徹子は「いいんです。本当のことを知ろうとは思ってはいません」とバッサリ。「本当のことでございます。ピコ太郎が本名です」となおも食い下がるピコ太郎だったが、「本当のこと?本名がピコ太郎?それは、本当のこと?」という徹子の追及に、「それぐらいで、お願いします」とタジタジの様子だった。
また、海外でのライブについて、ピコ太郎は「台湾に着きましたら、報道方が150社ぐらい。あとは、この間フランスに。『さすがにヨーロッパ(での人気)はどうかな?』と思って行ってたら、現地の高校生とか(たくさん集まってくれて)、ヨーロッパ中の方が集まっている凱旋門では、凱旋門を無視して私を(写真に)撮っていただきました。そこで、たくさんの方に『PPAP』をやってって(言われました)」と、世界的ブレークに自身でも驚いたと話した。
その後、番組ではピコ太郎が『PPAP』を披露。そして、ピコ太郎の提案で徹子とのコラボレーション『PPAP 玉ねぎバージョン』にも挑戦。2回のやり直し後、なんとかやり遂げると、徹子はすぐさま自身が考えてきたという『PPAP パンダバージョン』を披露。その出来映えに、ピコ太郎は「オペラのようなシンコペーションで素晴らしかった」と感想を述べた。