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「麻央さんは入院先の女性主治医に支えられて、治療に前向きに取り組んでいるようです」(医療関係者)

 

自宅で療養していた小林麻央(34)が、都内の有名大学病院に再入院したのは4月22日のこと。当日のことをブログに《家で回復させたかったのですが、今は、自分の力では難しいので、医療の恩恵を受けて、元気になりたいと思います》とつづった。

 

麻央が回復を託した主治医については、“がんの陰に隠れないで”と麻央のブログ開設を後押しした経緯とともに、本誌が昨年報じた。

 

「主治医は、40代前半の有能な乳がん専門医。患者に真正面から向き合う、きめ細やかな医療に定評があり、麻央さんも慕っているようです。重い病気の患者にとって、自分のことを受け入れてくれる医師は大きな存在。治療に対する希望を与えることができるのです」(前出・医療関係者)

 

麻央を前向きに導いてきた主治医は現在どのような治療を施しているのだろうか。乳がん治療に詳しい内科医はこう語る。

 

「麻央さんは、4月24日のブログに輸血をして痛み止めの量を増やしたら、息苦しさが軽減したと書いています。これはDIC(播種性血管内凝固症候群)の治療をしているためだと思われます」

 

DICはがんが引き起こす疾患だという。

 

「大量の血栓が発生し、呼吸困難、急性潰瘍による下血などを起こします。麻央さんが息苦しさを訴えていたということは、肺に血栓ができていた可能性があります。治療法はまずは輸血。栄養もたくさん入れられますし、血液のバランスが改善されます。治療後、体はだいぶ楽になっているようですから、“緩和ケア”は成功したのではないでしょうか」(前出・内科医)

 

麻央は痛みに耐えながら回復に向けた治療に取り組んでいる。それを支えるのは、「もう一度家族と一緒に日々を過ごしたい」という強い“願い”だ。5月4日のブログで《大きくなっても相談し合えたり、助け合えたりする姉弟でいて欲しいと願っています。(中略)早く2人に会いたいな》とつづっている。

 

「信頼できる医師が常にそばにいることで、気持ちもだいぶ違ってくるのでしょう。成長した子供の姿に思いを馳せているところなど、先のことを考える余裕が出てきたように見えます。このままがん細胞に立ち向かっていく気力と体力が出てくれば、早めの退院の可能性も高まるのではないでしょうか」(前出・内科医)

 

そんな麻央の思いに応えようと、万全の医療体制が整えられている。

 

「主治医は麻央さんの意を汲んで、少しでも不安を和らげるように彼女が打ち解けた看護師を常にそばにおくようにするなど、チームで寄り添うような治療をしていると聞いています」(前出・医療関係者)

 

女性主治医の“緩和ケア”によって元気を取り戻しつつある麻央。一刻も早く家族と一緒にすごせる日が来ることを願うばかりだ。

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