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《今日から現地校の新しいschoolが始まりました》

 

8月15日、インスタグラムにこう投稿した梨花(44)。15年秋からハワイ生活をスタートさせていた彼女だが、実は現地で長男(5)のお受験に奮闘していたことを明かしたのだ。

 

あまり知られていないが、実は、ハワイでのお受験戦争は日本に負けず劣らずの熾烈さだという。『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)の著者で、現地でバイリンガル塾を営む船津徹氏はこう語る。

 

「ほとんどの私立小学校にはキンダーガーデンといわれる1年制の幼稚園が併設されているため、ハワイで“お受験”といえば幼稚園受験です。でも公立校は学力レベルが全米平均より低いため、多くの人が私立を志望します。そのためトップクラスの私立校に入るには、より熾烈な競争が起きるのです。現地の子どもたちでも入るのが大変ですから、日本人の場合はさらに難しいといわれています」

 

学費は公立だと基本的に無料だというが、私立のトップクラス校だと年間200万円以上かかることも。それでも志望者は殺到し、倍率は5倍をゆうに超えるのだ。

 

「受験で求められるのは、まず英語力。面接官と一対一で約1時間も英語で話さなければならないからです。また自己表現力も重視され、自分の意見をきちんと伝えられなければなりません。そしてさらに、思考力も問われます。たとえば『なぜスープをスプーンで飲むのですか?』などの質問に答えられなければならないのです」

 

これらを4~5歳の子どもが行うのだから、日本人では並大抵の努力では合格できないだろう。冒頭のインスタグラムの投稿は、志望幼稚園に合格して待ちに待った“入学式”当日の様子。大きなリュックを背負った長男の後ろ姿とともに、こんな言葉も添えられていた。

 

《母ちゃん初めてのお受験モード #結構厳しくしたこともありました #そのくせ私が辛くて泣いてやっぱりお受験辞めようと彼に言った時があった #そしたら僕頑張ると言った時の事母ちゃん忘れない》

 

伝わってくる万感の思い。そこには、悩み続けた母子二人三脚の日々があった――。

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