「3階の方へ行くのはこっちでしょうか?」
8月22日、北川景子の31回目の誕生日。六本木の複合ビルに、北川とDAIGO(39)夫妻の姿があった。二人揃っての上下黒ずくめ。DAIGOがフロントの担当者に冒頭のように訊ねると、エレベーターに乗り込んだ。北川のバースデーを祝うパーティーが開かれたようだ。
「結婚後、北川さんは主演ドラマ『家を売る女』の撮影、その後には今年12月に公開される映画『探偵はBARにいる3』のヒロイン役が入っていました。それが終わって、てっきり“妊活”を始めるのかと思いきや、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で、篤姫役の出演が発表されたのです」(芸能事務所関係者)
篤姫は西郷隆盛と同郷で、徳川13代将軍家定の妻。西郷最大の功績である江戸城無血開城の、陰の立役者でもある。
「今作で北川さんは初の大河出演となります。劇中では正史にはない篤姫と西郷の“淡い恋”も描かれるようです。まさにヒロインと言っても過言ではない重要な役です。7月にクランクインしましたが、大河の撮影は1年の長丁場です。この間は絶対妊娠はできません」(テレビ局関係者)
出演を選んだのには訳がある。
「大河は北川さんがずっと目標としてきたことです。もちろんDAIGOさんにも相談したそうですが、彼も北川さんの夢を後押ししたとか。北川さんももう31歳。重厚な役に挑戦して、演技の幅を広げたいとも考えているようです。将来を見越した選択なんです」(前出・芸能事務所関係者)
一方、夫のDAIGOも勝負の時期にあるようだ。
「10月には、自分のバンド『BREAKERZ』がデビュー10周年を迎えます。全国ツアーもありますから、家を空けることも多くなります」(音楽業界関係者)
現在の人気は、バラエティ番組などでの“キャラ立ち”がきっかけだった。
「バンドを結成したころ、DAIGOは祖父が竹下登元首相だということを明かしていませんでしたが、バンドが有名になるならと解禁した。また積極的にバラエティに出たのも同様の理由です。DAIGOはバンドをメジャーにしたいという思いをずっと抱えていました。結成10年の今年は大事な1年なんです」(前出・音楽業界関係者)
北川の誕生日、DAIGOは年齢ぶんの31本のバラをプレゼントしたという。仲睦まじい夫婦は、それぞれ勝負の年に挑む。