ビッグダディこと林下清志さん(51)の元妻で現在タレントの美奈子さん(33)が、ブログで妊娠を報告。美奈子さんは2015年に元プロレスラーの一般男性と4度目の再婚をしており、自身にとって7人目の妊娠となります。
「あたたかく見守っていただければ嬉しいです」とブログで綴っており、ビッグマミーのおめでたに、各方面から驚きと祝福の声が上がっています。しかし経済的な問題や子ども同士の血縁などの点から、「到底理解できない」「獣のようだ」という非難の声も聞こえてきます。
少子化の時代に7人というのは本当に凄いことです。ただ経済面での不安要素を残し、多感な時期の子どもがいるなかで再婚相手との子を新たに持つ選択には「常識的に考えて賛同しかねる」という意見もあるのでしょう。
今回はそんな美奈子さんのこれまでを振り返りながら、結婚や離婚、そして妊娠を繰り返す女性に共通する性格を考えてみたいと思います。
■家庭内暴力が結婚離婚の原因に?
美奈子さんの自伝「ハダカの美奈子」から彼女の性格を考えていく上でまず印象的なのが、学生時代に受けた父親からの家庭内DVです。その後も彼女は最初の夫から暴力を振るわれるなど怖い思いをしながらも縁を切れず、結婚離婚を複数回繰り返してきました。
最初のDVによる後遺症などを彼女自身は自覚していないようですが、その後の選択をみると「人間関係への依存」が感じられます。彼女に限らず、一人の男性に固執するタイプの女性にはこうした愛情の機能不全から極度の寂しがりになったり、気を使いすぎたり、依存したりする傾向が強くなるようです。
美奈子さんの結婚離婚、実は極度の寂しがり屋な一面がそうさせるのかもしれません。
■衝動的な性格は子だくさんにつながる
そんな彼女の経歴をみると、高校は2カ月で中退。そのまま非行に走り、目の前の「いいな」と思った男性と次々恋愛関係に発展。そして15歳で1歳年上の先輩との間で妊娠します。
衝動的な性格は大人になった現在も変わらずのようです。お子さんが5人生まれたことの決意をタトゥーにしたためたり(しかも金銭的な理由から途中で断念)、それを今度はテレビ番組で後悔しているから消したいと言い出したりと、母親としても女としてもまったく一貫性がありません。
彼女の性格は、そのときの気持ちに正直で衝動的なタイプなのだと思います。ある意味“女性的”といえるのかもしれませんし、そんな彼女の性格がバツ3になっても男性からモテる理由の1つなのだと思います。
しかし一人の男性と添い遂げるという、一般的な結婚のスタイルには向いていないのは明らか。しかも離婚も結婚も複数回行うことで、彼女の中での“籍を移す”という特別感が小さいものになっているのだと思います。
また自伝の中ではビックダディと結婚して6人目の子をもうけた際のエピソードとして、「子どもはお互いいっぱいいるから、もういいか」と当初話していたのに「両者の家族が1つにつながる“かすがい”という意味で一人は作ってもいいかな!」という話に落ち着いたというエピソードが掲載されています。
つまり、もう5人いても6人いても変わらないという判断なのです。凄い!凄すぎて理解できない美奈子さん!
常識と違う次元の価値観なのがよくわかりますが、それも彼女の衝動的な性格と慣れてしまった結婚&離婚&出産に対する考えがそうさせているのでしょう。
「ヤンキーほど、無計画に子どもを産む」なんて世間ではいわれることもあります。すべての元ヤンがそうではないにしろ美奈子さんの半生をみていくと、ヤンキーになるまでに背負った経験や感情、人としての未熟さが子だくさんという状況を生み出しているのかもしれません。
ただ子どもを一人もまだ産み育てておらず、しかも自分第一優先でしか生きたことのない筆者としては「生き方は別としても、子どもを育て続ける彼女は凄い」と、それだけは批判する声に対して言いたくなったのでした。
(文・イラスト:おおしまりえ)