テレビをつければ毎日のように有名人が街をぶらぶら……そう、世は散歩ブームです。そこで、WEB女性自身では、さらに一味「歌舞伎」をプラスした散歩企画を立ち上げます。
歌舞伎の物語の舞台となった街や、江戸時代に賑わった芝居小屋の跡、はたまた、かつての名優の足跡などなど、毎回、歌舞伎をテーマとした散歩コースを紹介します。
ナビゲーターをお願いしたのは“世界でいちばん身長の高い歌舞伎俳優”初代坂東彌十郎さん(60)。彌十郎さんが“上から”ばかりか、ときには這いつくばるような視点も交えて、現代の街々の随所に眠る歌舞伎の痕跡を探り、歩き、歌舞伎の魅力、楽しみかたを伝えます。
また、劇場周りの美味しいお店の知識には事欠かない歌舞伎俳優の皆さん。そんな歌舞伎俳優のなかでも、食通として名高い彌十郎さんが、散歩コースの道中で絶品グルメも併せて紹介していきます。
題して「楽・食・歌舞伎 彌十散歩(やじゅさんぽ)」。
坂東彌十郎(ばんどう・やじゅうろう)
1956年、往年の銀幕の大スター・初代坂東好太郎の三男として生まれる。祖父は十三代目守田勘彌。1973年5月、歌舞伎座 『奴道成寺』 の観念坊で初舞台。八代目坂東三津五郎、三代目市川猿之助のもとで芸を磨く。近年ではコクーン歌舞伎や平成中村座など、十八代目中村勘三郎との共演も多数。平成中村座の海外公演にも参加してきた。また、今年(2016年)5月には、ヨーロッパ(フランス、スイス、スペイン)で歌舞伎の自主公演を敢行。大好評を博した。長男は初代坂東新悟(26)。
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