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これは癖としか言いようがないのだけれども

「相手が自分に対して腹を立てているのは明白ではあるが、その理由を教えてもらえない」ことが極度に怖い私はちょっと不機嫌なそぶりを見せられただけで全力で相手の機嫌を取ってしまうという厄介な処世術を身につけてしまいました。

 

結果、モラハラの気がある人ばかりがやたらと寄ってくるのには辟易しましたが、1人で生きていく分には特に困ることもなかったこの癖。

ところが結婚して子供を産み、その子供が成長して自分の感情を主張し始めるようになった頃、はたと気づきました。

 

我が子の言動がモラハラっぽい。

 

例えば、おやつが欲しい(しかも食べたいものも決まっている)などの要望がある場合、

自分の希望を明確には主張せず「まめは何が食べたいかなあ?」と半分相手を泳がせるかたちで提案させてきます。

ちょっとでも気に入らないと却下、不正解が続くとみるみる機嫌が悪くなってゆき、最後には癇癪。明確に提示しないのは、相手に提案させた方が自分の希望よりもいいものが出てくる可能性があるということに味をしめてのことでしょう。

この相手をコントロールしようとするやり方が引っかかるのです。

 

これはもしかして先に述べた私の悪い癖が影響しているのではないか。

いけないいけないと思いつつも気性の激しいまめをなだめる大変さに負けて、先回りして機嫌をを取ってしまったことがなかったか。

このままではまめが健全な対人関係を築けなくなってしまう……私のせいで!

 

ひとたび不安が頭をもたげると、どっぷり悩んでしまう部分も私の悪いところで

まめへ何か声かけをしようとするたびに、それが正しいのかどうかで悩んでしまい、自然に接することができなくなってしまいます……

 

そんな私に夫はあっけらかんと言いました

 

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ああ、なるほどそういうことか。

自分の欲求が第一の幼児のこと。人生経験のない彼らが欲求を満たすために試行錯誤をするのは当然のことで、ここで正しくサポートするのが親の役目なんですね。

自分を責めてる場合じゃない、今こそしっかりしなければと目から鱗がボロボロです。

 

ちなみにモラハラホイホイな私が「この人なら大丈夫」と確信して選んだ夫は自他ともに認めるチャラ男。

それなりに苦労もありますが、私の判断に間違いはなかったようです。今のところ。

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