世界選手権後も、引退か現役続行かを明言していなかった浅田真央(23)が、5月中にも去就の結論を出すと報じられた。浅田は当初、7月末のアイスショーが終わるころに、今後の進退について表明するつもりでいたという。

 

「引退を考えていた浅田選手は、最低でも1年間の休養生活に入ろうとしていました。しかし、今の気持ちは『ハーフハーフ』と言うように、本人の気持ちは揺れ続けているようで、競技を続けるということも考え始めています」(スケート関係者)

 

いまだ結論を出さない浅田に対して、日本スケート連盟は猛アピールしているという。

 

「日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部長で日本スケート連盟の橋本聖子会長は、浅田選手の去就について『ゆっくり考えればいい。強化指定選手を決める4月中に決めなくてもJOCとして何ら問題ない』と明言しました」(別のスケート関係者)

 

本来この強化指定選手にならないと、今年の国際大会に出場する資格を失う。だが、浅田選手に是が非でも現役でいてもらいたいスケート連盟は、彼女がいつでも強化指定選手になれるという特例を認めたそうだ。

 

「橋本会長は『もし、現役を続けてくれるのであれば、結論を出すのはいつでも構わない』とも浅田選手には伝えているそうです。連盟が示したこの特別待遇のオファーが、現役続行に向けて浅田選手の心を動かしたのでしょうね」(前出・別のスケート関係者)

 

ここまでの秘密工作をしてまで、連盟が浅田を「引退させない」のは、彼女に今、現役選手をやめられると連盟の収入が激減するからだ。

 

「全日本選手権と世界選手権を独占放送するフジテレビは、この10年で100億円を超える放映権料を連盟に支払っています。グランプリシリーズを含めて、テレビの放映権料は連盟に莫大なお金をもたらすのです。浅田選手が引退し、出場しなくなると、テレビ局は放送から撤退することも考えられます。連盟にとって“ドル箱”である浅田選手の現役はなんとしても死守したいのです」(フィギュア関係者)

 

浅田は、5月中のスケジュールはイベント出演などのほとんどをキャンセルして、進退について熟考したいと報じられている。引退でも現役続行でも……。真央ちゃんには“五月晴れ”の笑顔で、明るく未来を語ってほしい!

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