13日、国立代々木体育館で行われたアイスショーに出演した浅田真央(23)。会場出口で彼女を“出待ち”するファンは100人を超し、「真央ちゃ〜ん、やめないでぇ〜」などといった彼女への声援に、浅田は軽く頭を下げ、手を振ってファンに応えていた。
その後、彼女が向かったのは日本橋髙島屋で開かれていた自身の展覧会『Smile 浅田真央23年の軌跡展』。ピンクのドレスに着替えた浅田は、写真展と同じフロアで開催されたパーティに出席した。
「歓談の席で浅田選手は今後の進退についても聞かれていましたが、『たくさんのファンの方々の応援の言葉、感謝の言葉はしっかりと胸に受け止めています。ファンの方々の期待を裏切らないように結論は出したいなと考えています』と、周囲には答えていましたね」(スケート関係者)
展覧会を見学した翌日、浅田は姉の舞と、NHKの朝のニュース番組『おはよう日本』に出演。世界選手権後、浅田は自らの引退に関して、報道陣からの質問に対する想定問答をくりかえしてきたという。しかし、生放送のインタビューで、浅田は気になる言葉を残している。
「浅田選手は番組内で『(今後の進退について)考えてもたぶん決まらないと思うので……。あまり考えすぎないほうがいいのかなって、考えに考えた結果、そう思っています』と発言しました」(フィギュア関係者)
彼女の本心はどこに……。浅田の知人は次のように語る。
「真央ちゃんの“ファンを裏切らない”というのは、まだ彼女に競技を続けてほしいというファンの思いを知っているからの言葉でしょう。そして、“考えても決まらない”というのは、もう彼女自身は結論を出していると……。これらの真央ちゃんの発言の裏には“現役続行”の気持ちが隠されているのです」
5月には、来シーズンに向けてのプログラム作りに入るためカナダを訪問する予定の浅田。彼女の決断に、もう迷いはない——。