「私もユヅリストのはしくれなので、オークションに参加しようと思っていたのですが、開始早々またたくまに値段が上がってしまって……」と語るのは40代女性。8月下旬、羽生結弦(20)着用のジャージを巡ってアツい闘いが繰り広げられた。
「9月12日・13日、宮城県で『ツール・ド・東北2015』が開催されます。東日本大震災の復興支援を訴えた自転車イベントですが、それに賛同した羽生選手が、開催に先んじてチャリティ・オークションに協力したのです」(スポーツ紙記者)
出品されたのは、羽生が着用し、サインも書いた『ツール・ド・東北』オリジナルジャージ。8月20日に1円から開始されたオークションは、わずか30分後に10万円を越え、さらに午後には29万円に!
以前からネットオークションでの羽生関連グッズの人気は高かった。表紙を飾っていた過去の週刊誌が6千500円、2千円で販売された凱旋パレードのTシャツが5倍の1万円で落札されたこともある。
「彼に手紙やプレゼントを送ったファンに、お礼状とスケート靴型の特製チャームなどが送られてくることもあります。そのセットは5万8千円で落札されました」(前出・女性)
羽生自身が出品するのは今回が初めてのことで、ファンたちの注目ぶりも、いつも以上に高かったのだ。ジャージは5日後の25日には85万円の値がつけられたが、なぜか翌日に突然36万円に暴落……。
「ジャージはクリーニング済みだったのですが、一時期、それを知った入札者たちの辞退が相次ぎました」(前出・女性)
こんな悲痛な嘆きを書き込んだファンもいた。
《ファンは結弦くんが着用したそのままが欲しいのであって、クリーニングしてしまったら意味がない、も一度ゆづくんに上下着用してもらいたい。無理でしょうね……》
だが、最終日の27日には再びデッドヒートが繰り広げられた。終了16時間前は56万円だったのが、最終的には199万7千円で落札!羽生へのファンたちのアツい思いを見せつけられたような7日間だった。