(写真/AFLO)
NHK杯で絶好調だった羽生結弦(20)と対照的な結果となったのが、浅田真央(25)だった。
SP前日の公式練習では、リラックスした表情で好調ぶりをみせていた浅田。だがSPはトリプルアクセルで転倒し、まさかの4位発進。フリーでも巻き返せず、結果は3位。GPファイナル出場こそ決めたが、不安の残る成績となった。実は、苦戦の予兆はすでに囁かれていたという。
「浅田選手は直前練習で35分間を使い切らず、『ショートのために余力を残したい』と珍しく早々に切り上げたんです。そのため周囲からは『以前よりも体力回復が遅くなっているのでは?』と不安の声が挙がっていました。また2年ぶりにグランプリシリーズへ復帰した彼女ですが、試合勘を取り戻すには時間が必要。期待の声も以前より大きくなっていますから、プレッシャーもかかっているはずです。そうした“すべてが以前とは少しだけ変わっていること”が、歯車を狂わせたのかもしれません」(フィギュア関係者)
そんな浅田が唯一本音をさらけ出せる相手は、姉の舞(27)だろう。だが“心の支え”であるはずの彼女と、こんな姉妹バトルが勃発していたという。
「最近、浅田選手は『また身長が伸びたの。舞を抜いちゃったかも』と言っていました。でも身長を測ったところ、わずかながら舞のほうが高かった。すごく些細なことですが、それがきっかけで喧嘩になったそうです。グラマラスな身体が話題の舞さんとは違い、真央ちゃんは“スリムな体型”ですからね。最近では大人の演技を見せるようになっているなか、彼女としても張り合う気持ちがあるみたいです」(前出・フィギュア関係者)
「もう子供じゃない!」と揺れる“女心”。だが、こうした姉妹のささいな言い合いはよくあることだという。
「実はこれまでは、それが浅田選手の“ガス抜き”にもなっていたんです。でも最近は舞さんのテレビでの活動が忙しくなっています。姉妹の言い合いも以前のようにできていないのだと思います」(別のフィギュア関係者)
25歳になった真央ちゃんはいま、演技だけでなく心の変化とも向き合っているようだ。