「お掃除ロボットといえば、アイロボットの『ルンバ』が、業界でも一歩リードする存在です。しかし9月、東芝がそのライバル機ともいえる『トルネオロボ』を発売しました。ほかにも、新製品が続々と発表されています」

 

お掃除ロボット業界の活況ぶりを話すのは、家電漫画家・るかぽんさん。自身も、2年前からルンバを愛用中だ。るかぽんさんが指摘するように、東芝だけでなく、ドイツ発の家電メーカー、ミーレ・ジャパンも9月1日、同社初となるお掃除ロボットを発売。サイクロン式掃除機で有名なダイソンも、’15年春にお掃除ロボットを発売すると発表している。

 

選択肢が増える中、何を基準にお掃除ロボットを選べばいいのか?るかぽんさんは、購入の際のポイントとして「まずは、自分がお掃除ロボットに何を求めているのか、ハッキリさせることが大切」と語る。自分が、お掃除ロボットをどんな状況で、どう使いたいのか、イメージを思い描くのだ。

 

「たとえば留守中、ゴミを徹底的に取り除いて家をきれいにしてほしいなら、お掃除力と動作に信頼のおけるルンバがイチ押し。『うるさいのは困る』『壁や家具にぶつかって、傷をつけるのが心配』という人は、静かで家具にもぶつかりにくいトルネオロボがおすすめです」(るかぽんさん・以下同)

 

掃除力、静かさ、付加機能……。どれを自分が求めているか確認しよう。

 

「ちなみに、掃除力の差がいちばん出るとされるのは、じゅうたんやラグ。フローリングでは、それほど能力に差は出ません。フローリングだけの家なら、そこまで気にしなくてもいいかもしれません」

 

次なるポイントは、本体のサイズ。自分では掃除しにくいベッドやソファの下でも、スイスイ入って掃除してくれるのが、お掃除ロボットの魅力のひとつだ。だからこそ、自分が掃除してほしいと思っている場所にきちんと入っていけるかは、必ずチェックしておきたい。

 

そして、最後に重要なポイントは価格だ。最安が2万円台前半、最高額が8万円台後半と、ひと口にお掃除ロボットといってもかなりの開きがある。るかぽんさんは、自身の経験を次のように語る。

 

「私は最初、安いものを買ったのですが、充電台に戻っていかないなどの不具合がありました。以来、安いものは入門機として考えるようにしています」

 

人工知能を搭載し、複雑な動きをする分、デリケートなのがお掃除ロボットの特徴。よく検討しつつ、最良のお掃除パートナーを手に入れよう!

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