長崎県に生まれ、看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家になった蛭子能収(67)。これまで人から相談を受けたことは皆無だったという彼が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「うちの旦那はささいなことで怒ります。私は夫の顔をうかがいながらの生活。器の大きな人になってほしいのですが、どうしたらいいでしょうか?結婚して4年で、子供はいません」(ひでちゃんさん・46・パート・静岡県)
【A】「人の器は大きくならない」(蛭子能収)
オレの女房もささいなことで怒るんです。この前も、ファミレスで洋食セットの「スープ」を「みそ汁」に替えてください、と頼んだだけで「恥ずかしいから、そんなこと言わないで!」と。
これは新婚旅行で唐津に行ったときからなんです。初日だけ競艇場に行かせてもらい、2日目、3日目は旅行を楽しむつもりでしたけど、翌日も行ったんです。3日目は優勝戦だったから「ちょっと競艇場に」と言ったら、「私、帰る!」と。すぐに怒るようになったのはそこからですね。
でも、これは誰も直らないですよ。だって人の器は簡単に大きくなりませんから。それを受け入れるかどうかは、あなた次第。あまりにヒドいなら離婚だって考えてもいいと思いますよ。
オレの場合は、女房が、オレにかまいたいから怒っているんだろうなと、いいほうに考えていますよ。
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