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「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「結婚して5年になりますが、独身時代に付き合っていた男性がいまだに忘れられません。夫との生活には不満はありません。息子もかわいいです。でも、心の中では、違う人を思っているんです」(匿名希望さん・35・派遣社員・広島県)

 

【A】「“忘れられない恋がある”というのは幸せなこと」(蛭子能収)

 

今の暮らしに不満がなければ、旦那さんに話さないほうがいいですよ。どんなことを考えようとアナタの自由ですから。それより、そう思える男性がいたというのは、すごく幸せなことですよ。不倫だったんですかね……。

 

オレが忘れられないのは、亡くなった女房ですね。前の女房には2人の姉さんがいて、そのうちの1人は、オレの同級生でわりとキレイだったんです。

 

オレの友達が、上京したオレが寂しくしているから励ましてやってと姉妹に言ったらしく、手紙が来たんです。送り主は同級生だと思うじゃないですか。その彼女が東京に来ることになって会ったら前の女房だったんです。思わず「えっ?」と言ってしまったら、申し訳なさそうな顔をしていたんですよね。その後、付き合うようになって「小島荘」という木造アパートで同棲したんですが、すごくうれしかったですね。前の女房と初めて同棲したのが昭和48年10月10日。この日付だけは軽度認知症になっても忘れませんでしたよ。

【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】


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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。

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