今年1月に我が家で開催したオフグリッドセミナー。
わたしの憧れの環境活動家である田中優さんがいらっしゃり、ご講演を兼ねたイベントでした。(詳しくは第4灯をお読みください)
このセミナーに参加してくださった方が、なんとオフグリッド生活を始められたとのこと!
ベランダに太陽光パネルを設置して、一部屋分の電氣をまかなっているそうです。
こうしてちょっとずつ輪が広がってきて嬉しいかぎりです♪
仲間が増える喜びは何にも変えられないですね!
オフグリッドな暮らしに興味を抱く方に共通することは、「優しい人」であることだと常々感じます。
地球や環境に優しい暮らしを日頃から心がけている方がとても多いのです。
周りの人にも親切で、一緒にお話していると心がポカポカしてきます。
そんな心温かい方々なだけに、オフグリッドな暮らしを始めようとするにあたって、ハードルとなることが一つあるようです。
それは、「太陽光発電は環境に悪いのでは?」という疑問が浮かぶこと。
一歩踏み出すことに躊躇されていらっしゃるように思います。
実を言うとこの問題は、わたしたちも非常に悩んだところでした。
太陽光パネルに含まれる有害物質の処理はどうなるんだろう…
太陽光パネルをつくる時点で環境に負荷がかかっているのではないか…
太陽光発電を選択していいのだろうか…
そこで、天然住宅さんに相談させていただいたり、自分たちで調べたり勉強したりしました。
いろいろ吟味して出た結論が、「個人宅においては、太陽光発電が一番現実的で、しかも環境への負荷が少ない!」ということだったのです。
それは優さんのオフグリッドセミナーに参加させていただいて腑に落ちました。
ちょうどそのセミナーのテーマは「太陽光発電は環境にわるいの?」というものでした。
わたしはそのとき初めて知ったのですが、太陽光パネルには色々な種類があります。
シリコン系、薄膜系、合金系など。
リサイクルの観点から見ると、シリコン系のものは複雑ではないのでリサイクル可能。
でも、合金系は分離が困難なのでリサイクルが難しい。
海外で使われているカドミウムテルルという化合物を使った薄膜太陽電池や、硫化カドミウムを使ったCISあるいはCIGS太陽電池はたしかに有害とのこと。
でも、CISあるいはCIGSは国内で3割ほど流通していますが、薄膜型は流通していないそうです。
つまり、問題を抱えているのは一部のパネルのみ!
すべてがダメというわけではないということがわかったのでした。
ちなみに、ドイツではこのシリコン系パネルのリサイクルが確立されているそうです。
ということで、我が家はシリコン系パネルを選択することにしました♪