元ミスコリアの母ヨンミさん「アイドル英才教育」と親子をつなぐ「携帯メール」
5月4日の神戸公演を皮切りに、全国ツアー『〜The Secret Code〜』を展開中の東方神起。デビュー以来4度目となる今回の来日ツアーでは、初の東京ドーム公演(7月4・5日)も決定。延べ25万人の動員が見込まれている。
「神戸では、リハーサル中にジュンスが右足首を捻挫、車椅子でステージに上がりファンを心配させましたが、現在はケガも回復し、いつもと変わらぬ激しいダンスを披露しています」(スポーツ紙記者)
5月30・31日の福岡公演にはジュンス(22)の両親も駆けつけ、完全復活を遂げた愛息に声援を送っていたそうだ。(ツアー関係者)
「30日の公演終了後、ジュンスは両親を食事に誘いましたが、母のユン・ヨンミさんは、『明日も公演があるのだから、今日は私たちに気を使わず、ゆっくり休みなさい』と断ったそうです。ヨンミさんは、『近くにいるのに会えないのは寂しいけど、私たちのために休息の時間を削ってしまうのはかわいそうだから』と話していました」
(ツアー関係者)
結局、ジュンスは福岡で一度も両親と顔を合わせることがなかったが、電話では《お母さんはどの曲が好き?》《福岡の街で迷子にならなかった?》《体調はどう?》と、母を気遣っていたという。
「ジュンスは小さいころから母親思いの息子でした」
と振り返るのは彼の知人。
「この前、ヨンミさんがジュンスの小学生時代の日記を読み返していたら、彼女が体調を崩した日のことが記されていたそうです。日記には、たどたどしい文字で《お母さんが早く治りますように》と書かれており、それを見た彼女は思わず泣いてしまったそうです」
わずか12歳でダンスグループの一員となったジュンス。そもそも彼の芸能界入りは
「母・ヨンミさんの影響が大きかった」と別の知人が語る。
「ミスコリア出身のヨンミさんは、若いころ歌手を目指していただけに歌唱力も抜群。彼女は早々に息子の才能を見いだし、幼いころから歌やダンスを習わせていました。ジュンスが変声期になり、高音がうまく出せなくなると、彼女みずから発声や呼吸法をレッスンしたそうです」
ヨンミさんの教育は厳しかったが、ジュンスは一度たりとも不平不満を口にすることはなかったという。
「彼女は、習い事ばかりで自由に遊ぶ時間もなかったジュンスの幼少期を振り返ると複雑な気持ちになるそうです。
息子が年ごろになると、《将来トップアイドルを目指すのであれば、ガールフレンドとの交際も慎重に》とくぎを刺していたそうで、『いま思えば、青春時代の楽しみを奪ってしまったようで、かわいそうなことをした』と話してました」(前出・知人)
現在、ソウル近郊ので化粧品店を営むヨンミさん。
今年2月にオープンしたばかりの店は、ジュンスの父、キム・ジンソクさんが経営するピザ店の目と鼻の先にあり、噂を聞きつけたファンで連日わっているという。
「化粧品店の出店は、もともとジュンスのアイデアで、社長には彼自身が就任しました。ジュンスが愛用するクリームや化粧水の“美肌効果”が口コミで芸能界に広まり、大きな反響を呼んだため、事業展開に踏み切ったと聞いています」(韓国・美容ライター)
この化粧品ビジネスにはメンバーのユチョン︵23)とジェジュン(23︶も賛同。“東方神起”の活動とは無関係の副業として、それぞれが家族とともに店を構えることとなった。
「ユチョンはソウルの江南、ジェジュンはに店をオープンしました。3人は今年1月、店で扱う化粧品ブランドの本社に直接出向き、今後の展開やパッケージのデザインなどについて綿密な打ち合わせを行ったそうです。基本的に店の運営は家族任せですが、ジュンスは毎晩、母に電話をして客の反応や売れ筋商品をチェックしているようです」(前出・ライター)
ジュンスの店を訪れた韓国人ファンが語る。
「店内のいたるところにジュンスの秘蔵写真が飾られており、テレビでは東方神起のDVDが流れていました。接客してくださったお母様はとてもお美しい方で、つい最近も、街で広告モデルにスカウトされたそうです。ご本人は、『嬉しくてジュンスに話したら、《お母さんがやりたければ、チャレンジしたほうがいいよ。お父さんとお兄ちゃんはボクが説得するから!》と言ってくれたの』と笑っていました」
日本人観光客の来店も多く、現在、ヨンミさんは独学で日本語を勉強しているそうだ。
「お母様は、日本のファンと接する機会が増えてから、『日本人の礼儀正しさと実直さに心を打たれ、最近は、息子の恋人やお嫁さんは日本人でもいいと思うようになった』とおっしゃっていました。もっとも、これを聞いたジュンスは、『今はとにかく仕事に集中したいから、彼女をつくる余裕なんてまったくないよ!』と話していたそうですが(笑)」(来店した日本人ファン)
多忙なジュンスが店に顔を出すことはほとんどないが、ソウルから電車で1時間かけて訪ねてくる日本人ファンがいることをヨンミさんから聞き、とても喜んでいたという。
「ジュンスはヨンミさんに、『必要以上に派手なアピールをするのではなく、丁寧に心を込めた接客と、わかりやすい商品説明を心がけてほしい』と話しているそうです」(前出・ライター)
滅多に自宅に戻れないジュンスは、店の様子はもとより、休みなく働いている母の体調がとても気がかりなようだ。
「私たちが店にいるときも、ジュンスから携帯メールが届き、それを見たお母様は、『息子のメールには、最後に必ずハートマークが付いているの(笑)』と目を細めていました」(前出・ファン)
全国ツアー終了後の8月には、『a‐nation’09』で日本列島を縦断する東方神起。親子水入らずのひと時を過ごすのは、まだまだ先になりそうだ。
【女性自身 2009年6月9日発売号より転載】