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3月22日、ノ・ミヌが舞浜アンフィシアターでSPRING SPECIAL LIVEを行った。同公演は2部に分かれており、昼に行われた1部『HEART BEAT』では、俳優ノ・ミヌのファンミーティングを開催。トークを中心に2004年からのノ・ミヌの歴史を振り返った。

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暗転し、ピンク色のハートのペンライトで輝きだす場内。そこに突然ドラムの激しいサウンドが。なんと、今や貴重ともいえる、デビュー当初に所属していたTRAXの曲に合わせてノ・ミヌがドラムを演奏しながら登場!久しぶりのRose(=TRAX時代の芸名)の姿にファンのボルテージは一気に爆発した。

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その後はドラマ『フルハウス TAKE2』など、出演作品についてトークショーを行った。デビューから4年後の2008年に出演した映画『Story Of Wine』では、ソムリエの役作りのために実際にバーでアルバイトをした経験を告白。また、「緊張してカメラの前でやりたいことができずにストレスでした」と俳優として歩みだした当時の心境を明かし、「お昼の休憩もご飯を食べないで慣れるためにずっとカメラの前で演技をしました」と知られざる努力を語った。

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また、ファンミーティングといえば、コンサートとは一味違うアーティストとファンとの交流が楽しみのひとつ。抽選で当たったファンがステージに上がり、直接ノ・ミヌに質問をするコーナーでは、ギリギリまで顔を近づけるなど今回も過激なファンサービスで会場は悲鳴の嵐に。この他にも、ジェスチャーゲームで優勝したファンに10秒間の熱いバックハグをプレゼントし、あちらこちらから「ギャー!うらやましい!」と声が上がった。

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2010年に放送されたドラマ『僕の彼女は九尾狐』はノ・ミヌにとってターニングポイントになったという。「あまり得意ではなかった演技が楽しく感じるようになりました」と切り出し、「その反面、音楽を辞めて俳優に専念したらどうかという周りの声に悩みました」と現在に至るまでの葛藤を明かした。

 

俳優として軌道にのった後は2011年に放送されたドラマ『マイダス』や、代表作のひとつであるドラマ『フルハウス TAKE2』(2012年)など続々と役の幅を広げていったノ・ミヌ。そして2013年には中国ドラマ『愛の有効期間』にも出演し、「中国語の発音にハマった。思っていたより甘くて好きです」と撮影も楽しかった様子。

 

主役兼音楽監督を務めることについては、「歌詞がある曲よりも、(ワンシーンで使う)30秒ほどの短いメロディーの方が難しいです」とコメント。しかし、「最近では台本を読むと自然とメロディーが浮かびます」とニッコリ。彼らしい多才な一面を見せた。

 

来日の直前まで韓国の最新作『初恋が戻ってきた』(原題)のレコーディングをしていたというノ・ミヌは、同公演でOST『もっと遅くなる前』(原題)を世界初披露!その甘美な歌声に会場に訪れた全てのファンが酔いしれた。

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心地よい静寂に包まれた後は、アーテイスト・ICONとして再登場。『Rock Star』を激しく歌い上げ、俳優とは180度違う強烈なパフォーマンスで締めくくった。熱い声援を受け、「10年間、色々なことをした」と改めて振り返ったノ・ミヌは、「今この瞬間に患者(=ノ・ミヌのファン)がそばにいてくれることが大切です」と優しい笑顔を浮かべた。

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2004年のTRAXから2014年まで。1部公演『HEART BEAT』は、ノ・ミヌの輝きも葛藤もすべて共有することができる“SPECIAL”な公演となった。

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