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「韓国では今、“公開恋愛”という言葉が流行っています。芸能人が熱愛の事実を認め、正々堂々と付き合うという意味です。日本ではよくあることですが、これまでの韓国では、恋愛はご法度でした。そうした姿勢が、変わってきているんです」(韓国芸能関係者)

 

6月2日、BIGBANGのSOL(27)にデビュー9年目にして初めての熱愛報道が出た。お相手は、モデルのミン・ヒョリン(29)。同日中に双方の事務所が熱愛の事実を認め、“公開恋愛”をスタートさせた。

 

実は、最近の韓流アイドル界では公開恋愛が相次いでいる。先陣を切ったのは、“国民的アイドル”として知られる少女時代のユナ(25)と“国民の弟”として親しまれる俳優のイ・スンギ(28)カップルだ。’14年1月に熱愛が報道されると、双方の事務所が異例の速さで「事実」と認めた。だが、ご法度だと思われていたビッグカップルの誕生は、予想外にも大衆の支持を得たのだ。

 

「2人は深夜1時以降にデートをしないそうです。この模範的な行動が、世間の心をつかんだと言われています。これまでは“恋愛=ファンへの裏切り”と考えられていましたが、健全な付き合いであれば双方の人気がむしろ上がるとわかったのです」(韓国音楽関係者)

 

これに続けとばかりに、今年3月には“国民の初恋”と称されるmiss Aのスジ(20)と、ドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』でブレイクした人気俳優のイ・ミンホ(27)も交際をスタート。記者会見でスジが『彼は思いやりのある温かい人。これから順調につき合っていけたら』と隠すことなく答えると、ネットではやはり「綺麗になった」「堂々としていて好感が持てる」などの祝福コメントがよせられた。

現在も少女時代8人中4人のメンバーが恋愛中と、公開恋愛はスタンダードになりつつある。なぜ、公開恋愛によってバッシングを回避できるのか。そこには“模範的姿勢”を要求する韓国特有の考え方が関係しているという。

 

「韓国では、日本以上に“誠実さ”が人気のカギとなるのです。ワイドショーでもゴシップより、家族や友人との絆の深さや困難をいかに打開したかといった感動系のネタが多いです。逆にいえば、“不誠実”とみなされるだけで芸能生命を絶たれるケースも少なくありません」(前出・韓国芸能関係者)

 

SOLは世間の支持を得ることができるのか。ファンは固唾を呑んで見守っている――。

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