韓国トップアイドルグループEXOのリーダー・スホ(25)が10月8日から日本で公開される韓国映画『グローリーデイ』でスクリーンデビューをはたした。もともと俳優志望だったという彼が、シナリオにほれ込み出演を熱望した本作。20歳の若者4人がある事件に翻弄されていく姿が描かれ、韓国公開時には大きな話題を呼んだ。「俳優として初めて出演する作品は映画にしたいと思っていました。生涯、忘れられない大事な作品です」と振り返るスホ。インタビューでは、自ら工夫した役作りや思い入れのあるシーン、俳優としての今後の目標などを真摯に語っている。アイドルとして成功を収めながらも、夢に向かって新たな一歩を踏み出した。EXOの活躍の舞台は、ますます広がりをみせていきそうだ。

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Q. 初出演作として『グローリーデイ』を選んだ理由

スホ:俳優としての初出演作はぜひ映画にしたくて、いくつかのシナリオを読みました。その中で『グローリーデイ』が一番、目に留まり、本当に面白かったです。ストーリーに完全にのめり込むことができ、どんな役であれ、この作品に絶対に出演したいと思いました。出演できるという話を聞いた時、嬉しかったです。生涯、忘れられない大事な初出演作になると思います。

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Q. 演じられたサンウというキャラクターについて教えてください。

スホ:サンウは祖母と一緒に暮らし、生活が苦しい。そんな状況のため大学を諦めて軍隊に行く決心をし、若くして多くの葛藤を経験するキャラクターです。つらい青春時代を送っていますが、それにもかかわらず、友達と一緒にいる時は明るく前向きな純粋な若者です。

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Q. 役作りにあたり心がけたことがあれば教えてください。

スホ:実際サンウという人物が二十歳という年齢にしては内面的葛藤がとても重く、それを表現するために努力しました。しっかり内面的な演技が表現されたかは未知数ですが、僕の場合、祖母への思いや感情が大事なので、毎日撮影に臨む前に、祖母宛に手紙を書いてみたり、読んでみたりして、サンウの気持ちを感じようとしました。また、できるだけ自然に二十歳のサンウを表現するために、ヘアスタイルも近所の美容室で切ったような感じにしようと自分でセットして撮影に臨みました。

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Q. 演じられた役柄と似ている部分、似ていない部分があれば教えてください。

スホ:サンウと似ている部分は優しくて、正義感があり、模範的で嘘をつかない、友達の面倒見がいいことです。似ていない部分は親がいない状況で祖母のもとで貧しい幼少時代を送っていますが、僕はEXOの活動をしているし、環境が違いますね。

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Q. 苦労したシーン・お気に入りのシーンを教えてください。

スホ:最初の方でアスファルトの上に僕が横たわっているシーンがとても心配だったし、難しかったと思います。監督が僕と一緒にアスファルトの上に横になっていろんな話しをしてくれて、とても助かりましたね。それでエネルギーを受けて上手く撮影できたと思います。そのシーンでタイトルが入るのでもっとも記憶に残りますね。大変だったけど一番思い出深いシーンだといえます。

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Q. 二十歳の思い出や記憶に残っている出来事を教えてください。

スホ:二十歳の時は練習生だったし、大学に入学する時期でした。足を怪我していたので学校も練習生も両立するのがとてもしんどかったです。周りからいろいろ支えてもらって今があると思いますね。二十歳になる前の年、高校3年生からが大変だったかも。怪我して6ヶ月、いやほぼ1年間、僕にとっては大変で試練の時期だったと思います。

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Q. 映画の見どころを教えてください。

スホ:僕以外の3人の仲間たちが置かれた状況に影響され、変化していく過程に注目してください。もちろん、僕が演じるサンウも心のどこかには置いてくださいね。そうやって彼らの意識の流れについていくうち、共感もでき、心に響くと思います。

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Q. 今後、どのような役を演じてみたいですか? どんな俳優になるのが目標ですか?

スホ:この映画は僕にとって初のフィルモグラフィーで、本当に大切な映画です。今後また映画などの作品に出演する機会があるとしたら、正直僕はどんな役でもいいです。あえて言うのなら、学園ものとか、制服を着て仲間たちも出る作品をやってみたいですね。『グローリーデイ』を撮影するとき、仲間たちと一緒に旅行するシーンをとても楽しく撮影したので、もう一度そのような作品に出演して、いい思い出になる演技をしたいですね。

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Q. 日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

スホ:心に響く映画なので、僕たちと一緒に感情を共有してください。(日本語で)皆さん!期待してくださいね。ありがとうございます。

 

映画『グローリーデイ』
2016年10月8日(土)~
シネマート新宿ほか全国ロードショー
配給:クロックワークス

 

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