デビュー1周年CHERRSEE “楽曲制作中止”の危機明かす

（C）ジェイロック

「ライブハウスを貸し切ってやらせていただくのは初めて。みなさん一緒に楽しみましょう！」（SYURI）

5月でデビュー1周年を迎えたガールズグループ「CHERRSEE」（チェルシー）が27日、3rdシングル『Cry again』（5月24日発売）のリリース記念イベントを開催。駆けつけたファンとともに1周年記念の喜びを分かち合う一方、今回、新曲リリース中止の危機があったことを明かした。「みなさんのおかげで、こうしてシングルが出せて、また活動が続けられて、このステージに立っています。みなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです」（NENE）と心境を語るメンバー。デビューから1年の月日のなかで、楽しさも苦しさも体験し、頼もしく成長した5人の姿が印象的だった。

CHERRSEEは、BIGBANGやSISTARなど人気アーティストに楽曲を提供している韓国屈指の名プロデューサー「勇敢な兄弟」が初めて手がける日本ガールズグループとして昨年5月、シングル『Mystery』デビュー。約5,800名の中から選ばれたMIYU、SAYURI、NENE、LENA、HIKARUの5人のメンバーで結成され、キュートでセクシーなルックスと、韓国仕込みのキレのあるダンスが注目された。

（C）ジェイロック

この日のライブでは、「デビュー1周年のステージにふさわしい、いろんな思いがこもった曲です」（リーダー・HIKARU）と紹介されたタイトル曲と、CHERRSEE史上もっともせつないバラード『Oh Mama』を披露。ファーストシングルとセカンドシングルとはがらりと変わり、大人の恋愛が描かれた本作で、歌詞の解釈も、パフォーマンスも、大人の女性の色香を漂わせる。

歌唱後のMCでは、今回のリリースにあたって、「辛いことも、大変なこともいろいろ乗り越えてやっとリリースできました」とファンに語りかけるメンバー。前作の『白いシャツ』のリリースイベント中、デビュー1周年までの目標として、LINEやツイッターのフォロワーを1万人にするという目標を掲げ、“SNSフォロワー1万人計画”を発表。しかし、結果がなかなかついてこなかったため、一時は楽曲制作も中断し、発売日も見送られたという。

当初1,000人ほどだったフォロワーは、メンバー自ら、街でチラシを配ったり、路上ライブを行ったりという宣伝活動を行った甲斐あって、現在、8,900人まで数字を伸ばした。「残念ながら、1万人の目標は達成できませんでしたが、デビューしたときは、1周年のときにこんなふうにリリースできることや、みなさんが集まってくれることも考えられなかったです。2年目も一生懸命頑張っていこうと思います」と感謝の気持ちを伝えた5人。手応えた感じた復活のステージで、「まだまだここから上がっていきたい!」と飛躍を誓った。

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