(写真/ (c) 2015 MBC)
――入隊(兵役)前の最後の出演作になった今作への出演を決めたきっかけは?
シウォン:実は同時期に別作品への出演オファーもあったんですが、すべてお断りしたんです。そうまでして今作を選んだ理由はキャラクターに魅力を感じたからです。それにこの役を演じることに不安を感じていた僕を監督は温かく励まし、「生涯の思い出に残る作品を作ろう」と言ってくれたんです。その言葉がすごくありがたくて、出演を決意するに致しました。
――その選択はやはり正しかったですか?
シウォン:もちろんです。これまでの選択の中でベスト3に入ると思います。
――それでは今作でキム・シニョクという人物を演じるにあたって特に気を付けた点や面白いエピソードがあれば教えてください。
シウォン:面白いエピソードはドラマでご覧頂いた多くのシーンからもお分かり頂けると思いますが、中でも秀逸なのはヘジンが投げたタクアンがシニョクの舌に貼り付くシーンです。あのシーンは実はNGカットで、本当は落とすのがOKテイクだったんですがオンエアではNGカットが使われていました。こういう面白いエピソードは各シーンにありました。
――確かにコミカルなシーンが多かったですよね。そういうシーンは楽しみながら撮れましたか?それとも大変でしたか?
シウォン:どちらもです(笑)。コミカルなシーンは撮る時も楽しかったんですが、ジョンウムさんも僕も一生懸命になりすぎたのか1シーン終わるだけで体力的な消耗がキツかったですね。でもジョンウムさんと一緒に「これぞ熱演」と冗談を交わしながら本当に楽しく撮影できました。
――今作のオートバイに乗るシーンでは実際に運転をされたんですか?
シウォン:そうです。元から持っていた免許では750ccのバイクには乗れなかったので新たに免許を取得しました。スタッフは代役を望んでいたんですが、実際に僕が運転することでリアリティーが増し、シニョクのキャラクターをうまく表現できたと思います。多くの方々にもそう思って頂けたようで、正しい選択だったと思っています。
――乗ってみていかがでしたか?オートバイの魅力を感じましたか?
シウォン:ええ、とても楽しかったです。多くの男性のロマンでもありますし、運転には危険も伴いますが、気を付けて乗ればとても魅力的な乗り物だと思います。僕が大好きなカスタムバイクを作る名人の方が日本にお二方いらっしゃるんです。兵役が終わったら日本に行ってカスタムバイクを作ろうと思っています。いつか僕に息子が生まれたら、そのバイクを受け継いでほしいですね。
――今作ではシニョクのコミカルなシーンが各所に散りばめられ、多くの話題を呼びました。今作の中でご自身が最も気に入っているシーンは?
シウォン:コミカルなシーンの中ではズボンのお尻が破れたシーンもとても面白くて気に入っていますが、兵役を前にして皆さんの記憶に僕を刻んでくれた“タクアン舌シーン”がやはりイチオシだと思います。ロマンティックなシーンとしては物語も終盤に差し掛かったころ、僕がヘジンと街中でお別れの挨拶を交わすシーンです。あのシーンは台本を読みながら涙が出ました。
――兵役を終えたあとで演じてみたい役柄はありますか?
シウォン:具体的にはまだ考えていませんが、新しい何かに挑戦したいです。映画でもテレビでも喜び、希望、楽しみといった気持ちを皆さんと共有し、皆さんが憂うつな時、悲しい時には元気付けられる人間になりたいと思っています。そういう役割を果たすために僕たちは大衆文化を体現しているわけですから。そうありたいと今も思っていますし、そうできると信じています。戻ってきた時には今より成長した姿をお見せできると思います。
――お戻りが楽しみです。では最後にファンの皆さんへのご挨拶をお願いします。
シウォン:もうすぐ入隊で名残り惜しいですが、このたびご挨拶できる機会を頂き、とてもうれしいです。除隊後はますます皆さんとの距離を縮めていきたいと思っています。それほどご心配には及びません。東方神起のチャンミンさんと同期入隊で仲よく過ごそうと思っていますので。ですが僕が気にかかるのはうちのドンヘが入隊先で1か月先輩だということです。どれほど僕をいびるか…(笑)。とにかくしばしのお別れになりますが、お体に気を付けてください。皆さんのことを愛しています。
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(記事提供/THE FACT JAPAN)
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