大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合)に出演する柏木由紀(26)が6月14日、同ドラマの新キャスト発表会見に参加。大河ドラマの主要キャストに選ばれたAKB48メンバーは、10年「龍馬伝」に出演した前田敦子(26)以来2人目となる。鹿児島県出身である柏木は、こう意気込んだ。
「鹿児島にゆかりのある西郷さんの物語に出させていただけて光栄です」
柏木は同県の広報大使「薩摩大使」を務めている。そのためネットでは今回の起用について、《ここ何年かに鹿児島に行った事のある人なら知ってる事だと思うけどこの方への鹿児島県の力の入れ方が半端じゃない》《たくさん鹿児島県に貢献してるから。当然だと思います》など納得する声が上がっている。
柏木は11年、同県のイメージアップCM「本物。鹿児島県」に出演。12年には「薩摩大使」に任命され、「全国の全大使に負けたくない」「これからは事あるごとにまず“鹿児島”と言います」と意気込んでいた。以降、バスや市電、フェリーなどの車内アナウンスや同県の魅力を伝えるアプリ「みるかご」のキャラクターにも起用。15年には「黒由紀姫」として、「黒豚」「黒牛」「薩摩黒切子」といった、“黒”にちなんだ同県の名品をユニークにアピールしていた。
さらに16年のインタビューでも「鹿児島に貢献したい」とし、「鹿児島の良さを、行かなくてもわかるけど、行ってみてわかるものが必ずある」とその魅力を説明。鹿児島でのライブのたびに「観光スポットや名産品を教えてほしい」という声をファンから受けており、「今後も、そういうふうにツアーをやることによって、鹿児島県を盛り上げていきたいなっていう気持ちがあります」と同県への思いを明かしている。
そんな柏木は、ホームグラウンドである鹿児島に並々ならぬ思いがあるようだ。同インタビューでは、同県でのソロコンサートについても言及。「もしかすると、これまでの会場よりも激しく踊っていたかもしれません」「自分でもびっくりするくらいにパワーがどんどんみなぎってきましたね」と語っていた。
柏木にとって“パワースポット”でもある鹿児島県。同県が舞台となる大河作品への出演は、「薩摩大使」として感慨深いものがあるだろう。