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雨は一日中降り続いていたが、東京都内のスタジオのなかから現れた桑田佳祐(62)は、やっぱり陽気に見えた。細ブチのメガネ姿にシャツというラフなスタイルの桑田は、何やらメロディを口ずさみ、軽やかに手を振りながら、迎えの車に乗り込む。少しだけ遅れて、妻・原由子(61)も同乗した。

 

本誌が桑田・原夫妻を目撃したのは6月下旬の夕刻のこと。サザンオールスターズ40周年記念ライブ開催目前であり、スタジオではリハーサルに余念がなかったようだ。デビュー前の桑田や原を知る音楽関係者も感慨深げだ。

 

「アマチュア時代の彼らは、下北沢にあったライブハウス『下北沢ロフト』で活動していました。2人とも大学生のお兄ちゃんお姉ちゃんという感じで、いつも汚いジーパンをはいていました。原さんは当時から『原坊』でしたが、メンバーみんなが『〜坊』と呼ばれていて、桑田さんも『桑坊』でしたね」

 

デビューから4年後の’82年に、桑田と原は結婚。それからの36年は、けっして平坦な道のりではなかった。

 

「’08年には『いとしのエリー』のモデルともいわれた、桑田の実姉・岩本えり子さんが乳がんのために56歳の若さで亡くなりました。そして2年後の’10年に、今度は桑田が食道がんの手術を受けたのです」(レコード会社関係者)

 

桑田の手術後は“がん再発防止のための体力づくり”が桑田夫妻の生活の大きな部分を占めるようになった。ジョギングを始めた桑田のため、原が伴走している姿が目撃されたこともある。さらにジム通いやボルダリング(スポーツクライミング)なども経て、現在は夫婦でボウリング場に通うことが習慣になっているという。

 

結婚から36年たっても、その仲睦まじさに衰えを感じさせない桑田と原。’22年には結婚40周年を迎えるが、夫妻はさまざまな夢を描いているという。

 

「あまり知られていない話ですが桑田さんは、都心にバーを持っていたことがあるのです。楽器やカラオケなども備えられていて、友人のミュージシャンたちがときおり集まって、セッションを楽しんだりしていました。残念ながら10年以上も前に閉めてしまったのですが、桑田さんと原さんは『また友人たちが集まれるような音楽BARをやりたいね』と、話しているそうです」(桑田夫妻の知人)

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